べーシックなアイテムを使った「シンプルコーデ」。じつは50になると、ただ地味な服装になってしまうことも…。そこで、ご自身も50代であるパーソナルスタイリスト・よんさんに、大人のシンプルコーデのコツを教えていただきました。

1:大人のシンプルコーデは、“王道シンプルアイテムを選ばない”が正解

じつはシンプルコーデでおしゃれに見せるのは難しいこと。よんさんの元にも、シンプルコーデに関する相談はたくさん寄せられるそうです。

「シンプルコーデという名前ですが、ただシンプルな服を着ただけではオシャレになりません。シンプルな分、ほかのコーデ以上に着こなしの工夫をしないといけないからです。とくに、年齢を重ねた大人のシンプルコーデは、あか抜けなくなったり寂しい雰囲気になることも」とよんさん。

「そこでおすすめなのは、シンプルだけどちょっとだけデザイン性がある洋服を取り入れることです。たとえば『niko and...(ニコアンド)』や『coca(コカ)』のアイテムなら、プチプラでひねりのあるアイテムが多く、大人でもすてきに取り入れられますよ。着こなしを工夫しなくても、デザイン性のある服なら着るだけでおしゃれになれます」

2:耳まわりを華やかに。イヤーカフなら痛くなりにくい

シンプルコーデをするなら、大ぶりのピアスやイヤリングをつけると華やか度がアップ。

「ぜひ大きいピアスやイヤリングを試してみてください。大ぶりなイヤリングだと耳が痛くなってしまうようなら、イヤーカフもおすすめです。耳にかけるので痛くなりづらいですよ」

「イヤーカフは片方だけにつけて、アシンメトリー(左右非対称)をつくるのもおすすめ。アシンメトリーって、それだけでおしゃれに見えるんですよ」

3:シルバーとゴールドをミックスしてつけると今っぽい

シンプルコーデにはシルバーやゴールドのアクセサリーが映えます。組み合わせのルールも最近では変わってきました。

「昔はゴールドならゴールドでそろえる、シルバーならシルバーでそろえる。という考えがありましたね。最近は逆に『ミックスするともっとオシャレ感が出る』という風潮になっています」

「ネックレスなら長いものと短いものなどタイプが異なるものをミックスしてもオシャレです。アクセサリーバランスは顔まわり(ピアス、イヤリング、イヤーカフ、ネックレス、メガネ)と手元(指輪、ブレスレット、バングル、時計)でそれぞれバランスを見て、その後全身で確認するとコーディネートがしやすいですよ」

よんさんが教えてくれたシンプルコーデの3つのコツ、ぜひ取り入れてみてくださいね。