退所を発表した中山優馬（写真・時事通信）

　8月22日、中山優馬が2025年1月31日でSTARTO ENTERTAINMENT（旧・ジャニーズ事務所）を退所し、独立することが発表された。

　公式サイトでは、退所する経緯に関して、「自分の人生をより豊かにする為、そして、表現者として更に高みを目指す為に、30代を迎えた今、来年1月に開催を予定しているライブツアーを最後に、居心地の良かったこれまでの恵まれた環境から一歩踏み出す決断を致しました」と、説明している。

　中山の独立発表に驚くファンも多い。そんな中Xでは、

《中山優馬も退所か…ジャニーさんに最も翻弄された子だと思ってる》

《ジャニーさんの優馬くんへの異様な寵愛は見ててちょっと可哀想になる場面もあったな》

《優馬退所するんか 優馬のこともっと大切にしてあげてほしかったなって今でも思うよジャニーさん わたしの勘違いならいいんやけどさ》

　など、故・ジャニー喜多川氏との関わりを思い浮かべる人の声があがっている。中山は2006年に旧ジャニーズ事務所に入所したが、テレビ局関係者は「中山さんは生前のジャニー氏に振り回されているように見えた」と話す。

「ジャニー氏は中山さんに目をかけており、ファンの間でも“スぺオキ（特別なお気に入り）”として有名でした。アイドル業は、2008年にWEST・重岡大毅さんや藤井流星さんらと『中山優馬 w/7 WEST』、2009年にはtimelesz・菊池風磨さんやSixTONES・松村北斗さんらと『中山優馬 w/B.I.Shadow』、2010年にはHey! Say! JUMP・山田涼介さんと知念侑李さんと『NYC』で活動するなど、ユニットを転々としていました。中山さんの名前を前面に出して彼を中心に売り込もうとしたようですが、結果的にブレイクするタイミングを逃した印象です」（テレビ局関係者）

“迷走期間”を経て、2012年以降はソロで活動するように。2023年4月から生活情報番組『ノンストップ！』（フジテレビ系）の金曜コーナーに出演しているものの、一時期に比べるとテレビで見る機会は少なくなった印象だ。だが近年の中山は”ある分野”で才能を発揮していて……。

「舞台での活動に重点を置いています。元タッキー＆翼・今井翼さんの舞台『PLAY ZONE』やKinKi Kids・堂本光一さんのミュージカル『Endless SHOCK』で経験を積み、深みのある演技を見せていました。2022年には、人種差別やセクシュアリティーをテーマにした難易度の高い舞台『ダディ』で主演を務め、舞台関係者からも評価されていましたよ」（前出・テレビ局関係者）

　2025年1月のホールツアーを最後に独立する中山だが、今後どんな道へ進むのか。

「舞台を軸に、俳優業と歌手活動を続けていくと思われます。ここ数年の実績もありますし、舞台作品のオファーは途切れないでしょう。また、1月のラストライブでは、山田さんや知念さんと一夜限りの”NYC限定復活”…というサプライズにも期待できますよ」（芸能プロ関係者）

　20年近く所属した事務所を離れ、”人生を豊かに”できるか──。