【賛否】今なお続く「子ども用ハーネス」論争…親同士で“苦言”も「ハーネスつけて目を離す親は迷惑」
小さな子どもが急に走り出したり、道路に飛び出したり…ヒヤッとするような危ない場面に遭遇したことはありませんか。このような危険を回避する手段として、「子ども用ハーネス」を使用する保護者が増えています。一見、安全で便利に思えるアイテムですが、使用についてはSNS上で賛否の声が上がっているようです。
「ペットみたいでかわいそう」「あれは命綱だよ」
フリーアナウンサーの高橋真麻さんは、以前「ハーネス論争」と題したブログで、子ども用ハーネスに「賛成」の意見を表明。「賛否両論ありますが」と前置きをした上で、「我が家はたまに使います。何を言われようと生命の為です」と投稿しました。
高橋さんと同様に、「子どもって不意に飛び出したりするから絶対あった方がいい」「見た目が悪くても安全のためならやむを得ない」といった声はSNS上でも多く見受けられます。他には「子どもの意思や動きを抑えつけるためではなくて、意思を尊重して安全に歩き回ることを補助するためのもの」という意見も。
一方で、反対派の意見としては、「ペットみたいでかわいそう」といったものが多いようです。また、「場所によっては逆に危ないよ」という意見もあり、「道路の近くとかだったら使いたいけど、ショッピングセンターのような人の多い場所だと逆に危ない」との声や、「お年寄りや他の子どもがひもに引っかかって転んでるのを見た」「ハーネスのひもが見えにくくて、それに引っかかることがあって危険」「引っ張られて子どもが転んでしまうから、うちは使うのをやめた」などの体験談もみられます。
子ども用ハーネスが原因で“逆に危ない”経験をしたことから、「ハーネスがあっても目を離さない親ならいいけど、ハーネスがあるからって安心して放置する親は迷惑」といった“苦言”に近い声や、「ハーネスをつけても子どもからは目を離さないようにしないと」などの意見も多い模様。
また、ハーネスをつけることで「子どもがペットのように見えてしまう」ことに関しては、「ひもを手で持つからペット感が出る。手は子どもとつないで、ハーネスのひもはベルトに結ぶなどするといいよ」というアドバイスも。さらに、「ハーネスと呼ぶから違和感があるのでは? あれは命綱だよ」との意見もあり、使い方や意識を変えるだけで周りから否定されることも少なくなりそうです。
ハーネスがあってもなくても、子どもの危険を回避するためには「目や手を離さない」という基本的なことが最も大切なのかもしれません。「子ども用ハーネス」の使用について、あなたはどう思いますか?