「同棲・同居前に話し合っておくべきこと」総合1位は男女で大きな差、2位は「連絡に関すること」
不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」がこのほど、パートナーと同居している既婚男女2558人を対象に「同棲・同居前に話し合っておくべきこと」についてのアンケートを実施。その結果を発表した。
【調査結果】同棲・同居前に「話し合っておくべきこと」ランキング
初めに「現在のパートナー(夫/妻)と一緒に住んだタイミング」について、最も多かったのは「結婚後」(40.6%)に。ただ「婚約・結婚前」(38.4%)、「婚約中」(19.5%)と婚前から一緒に住むカップルの方が多数派となった。
同棲・同居前に話し合ったことがある割合は66.5%。現在の夫婦仲について調べたところ、話しあったことがあると回答した人で夫婦仲を「良好」(「とても良い」「どちらかと言えば良い」)と答えた割合は78.8%となった。一方、話しあったことはないと回答した人で夫婦仲を「良好」と答えた割合は64.3%となっており、約15ptの差がついた。
現在のパートナーと一緒に住むにあたり話し合ったことを聞いたところ、共働き世帯・配偶者控除世帯・専業主婦/主夫世帯・すべてにおいて「お金の管理方法」(共働き世帯48.3%、配偶者控除世帯44.6%、専業主婦/主夫世帯37.5%)が1位、「生活費の分担(家賃・食費・光熱費など)」(共働き世帯38.2%、配偶者控除世帯29.1%、専業主婦/主夫世帯24.2%)が2位となり、お金にまつわる項目が上位を占めた。
また各内容について「話し合った」と回答した人の中に夫婦仲が良好な人がどれだけいるかを調べ、割合が高い順に「同棲・同居前に話し合っておくべきこと」としてランキング化。良好な人の回答割合が最も高かったのは「家事分担」(夫婦仲の良好割合84.4%)となった。続いて「連絡に関すること(方法・タイミング・頻度など)」(同84.2%)、「されたら嫌なこと/譲れないこと」(同83.9%)と続いた。
最後にパートナー(夫/妻)の「家事」に関する不満について4項目で聞いたところ、全ての項目で女性の不満が男性を上回った。中でも、「どちらでもない家事を率先してやらない」については不満を抱える男性が30.3%なのに対し、女性は56.0%と大きな差が発生。最近は「名もなき家事」という言葉も定着してきたが、名前の認知が上がっても「名もなき家事を見つける・率先してやる」という行動にはまだ紐づいていない人も多いようだ。
(よろず~調査班【ライフ】)