6か月ぶり復帰の三笘、開幕戦で示した“4つの最多記録”に海外注目「カオルが帰ってきた」
ブライトンはエバートンに3-0で勝利
イングランド1部プレミアリーグのブライトンは、現地時間8月17日に行われたプレミアリーグ開幕節エバートン戦で3-0と勝利した。
先発出場した日本代表MF三笘薫が、前半26分に新体制の第1号となるゴールを決めた。さらに後半21分、三笘が迎えた決定機の阻止で相手DFアシュリー・ヤングの退場を誘発。リーグ復帰戦で殊勲の活躍を見せたなか、海外データメディアは三笘の“4つの最多記録”を紹介している。
昨季限りでロベルト・デ・ゼルビ監督が退任し、ファビアン・ヒュルツェラー監督を迎えた新体制で今季に臨んだブライトン。三笘は昨季、負傷による長期離脱で不本意なシーズンを過ごすことになり、リーグ戦としては2月18日のシェフィールド・ユナイテッド戦以来、半年ぶりの出場となった。
0-0で迎えた前半25分、自陣ペナルティーエリア手前でボールを受けた三笘は力強いドリブルで敵陣まで持ち運び、ガンビア代表FWヤンクバ・ミンテが右サイドから低めの弾道のクロスを放り込むと、身体を投げ出すような形でダイレクトで押し込み、今季初ゴールとなる先制点を奪った。三笘にとってもチームにとっても今季の初ゴールであり、記念すべき新体制の第1号にもなった。
さらに2-0で迎えた後半21分、ヤングが浮き球の処理を誤った瞬間を見逃さず、三笘が奪って持ち運び、GKとの1対1の局面を迎えたが、ヤングがうしろから三笘の腕を引き倒してファウルを犯すと、決定機阻止として主審は迷わずレッドカードを提示した。終了間際には追加点が決まり、3-0の快勝を収めた。
海外データメディア「StatMuse FC」は公式X(旧ツイッター)で「カオル・ミトマが帰ってきた。1ゴール、3回のドリブル突破成功(最多)、3本の枠内シュート(最多)、4本のシュート(最多)、7回の相手ボックス内でのボールタッチ(最多)、7回のデュエル勝利。これが2月以来となる最初のゲームだ」と投稿し、4つの最多記録を紹介。三笘の完全復活の兆しを強調していた。(FOOTBALL ZONE編集部)