人前で話すのが「苦手」な理由 3位「過去の失敗・嫌な経験」、2位「どう思われるか不安」…500人の回答、“圧倒的”1位は?
「人前で話すのがどうしても苦手」という人は少なくないと思います。人材派遣などを行うR&G(さいたま市)が、人前で話すことが苦手な500人を対象に「人前で話すのが苦手な理由に関する意識調査」を行い、結果をランキング形式で紹介しています。
調査は、5月30日〜6月2日に女性355人と男性145人、計500人に、インターネットで実施されました。回答者の年代は、10代が1.0%、20代が20.4%、30代が41.0%、40代が25.8%、50代以上が11.8%という結果でした。
人前で話すのが苦手な500人に「苦手な場面」を聞いたところ、3位は「会議で発言を求められる」で121人、2位は「大人数の場で話す」で129人、1位は「プレゼン・発表の場」で130人という結果でした。
「人前で話すとどうなるか」という質問もしたところ、3位は131人の「頭が真っ白になる」、2位は151人の「声が震える」、1位は161人の「言葉が出なくなる」という結果でした。
また、調査では、人前で話すのが苦手な理由も聞いています。回答で最も多かったのは「注目されたくない」で、136人と圧倒的な結果でした。続いて、63人の「どう思われるか不安」、61人の「過去の失敗・嫌な経験から」、56人の「失敗したくない」、54人の「意見を否定されるのが怖い」、35人の「あがり症・緊張する」、28人の「慣れていない」という順番でした。
同社は、調査結果を受けて、「過去の失敗体験や経験不足による自信のなさから、人前で話すことに苦手意識をもっている人は少なくありません。とくに、プレゼンや大規模な会議でたくさんの人から注目される場面では、失敗したらどうしようという不安が強くなります。苦手意識を克服して人前で話せるようになるためには、練習や事前準備を十分にしてみましょう」とコメント。
さらに、「プレゼンや会議の目的を意識し、目的に向かってシンプルに考えてみるのも一つの方法。『上手に面白く話す必要はない』『必要な情報を相手に伝えればいい』『自分の意見が通らなくても、意見交換が活発になればいい』と意識すると、楽になるかもしれません」とアドバイスも伝えています。