元中日助っ人が不可解降板 勝ち権利目前で…記者も怒り「何の意味があるのか?」
勝ちの権利目前で…まさかの交代に
【MLB】ヤンキース ー Bジェイズ(日本時間5日・ニューヨーク)
ブルージェイズのジャリエル・ロドリゲス投手が4日(日本時間5日)、ヤンキース戦に先発。無失点の好投を見せていたが、4回2/3、76球を投げたところで交代となり、目前で勝ち投手の権利を逃した。“突然の交代”に海外記者も首をかしげた。
この日のロドリゲスは、初回に2死満塁のピンチを招きながらも無失点でしのぎ、4回まで得点を与えない投球を見せていた。2点リードで迎えた5回には2者を打ち取り、2死走者なしでフアン・ソト外野手を迎えたところで交代を告げられた。右腕は首を傾げるような仕草を見せ、下を向きながらベンチへ下がった。
この日はソトと対戦し、四球と見逃し三振だった。チームは左腕のブレンドン・リトルをマウンドへ。ソトには四球を与えてしまい、ジャッジは敬遠、ウェルズも四球で歩かせて満塁のピンチを招いたが、続くスタントンを三振に仕留めて無失点で切り抜けた。
昨年からロドリゲスの去就についていち早く伝えてきた全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者、はX(旧ツイッター)に「ジャリエルは不満だ」と投稿。「走者なしの状態でソトを迎え、先発投手に続投させずに救援左腕を投入することに何の意味があるのか?」と疑問を投げかけた。
2023年まで中日でプレーし、3年目の2022年には56試合に登板して防御率1.15、39ホールドで最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。しかし、昨春のWBCにキューバ代表として出場後は来日せずに亡命。中日から自由契約になると、今年2月にブルージェイズと5年総額3200万ドル(約50億2000万円)の契約を結んでいた。(Full-Count編集部)