【最新の熱中症予防策】え、「飲むおだし」が効果的だって⁉医学部教授も太鼓判の「寝る前にコップ1杯」

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気温35℃なんて当たり前。38℃やら40℃やら、体温なら寝込むレベルの暑い日が続く、今日この頃。みなさん、熱中症対策はどうしていますか?わたしは、水分とミネラルを一緒に補給出来るスポーツドリンクをこまめに飲むようにしていますが、TBS『Nスタ』によると、最近は熱中症対策として「だし」が注目されているとか。寝る前にコップ1杯ほど飲むと、翌日の熱中症対策として期待出来るそうですよ。詳しく紹介しますね。

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シン・熱中症対策!寝る前にコップ1杯の「だし」がイイ


画像出典:photoAC

なぜ、熱中症対策に「だし」がいいのでしょう?

順天堂大学医学部の小林弘幸教授によると、熱中症対策に「だし」がいい理由は、主に2つあるそう。

①昆布やかつお節を食べると消化しないといけないが、塩分やミネラルなどが溶け出した「だし」なら、体内に吸収されやすい。

②鰹のだしは血流を増加させ、疲労回復する効果があると言われている。 

飲み方については、寝る前に「だし」をコップ1杯(約100ml)ほど飲むことで、翌日の熱中症対策として期待出来るそうです。

ただし塩分が含まれているため、飲みすぎには注意するように!とのこと。

就寝中は大量の汗をかくなどの理由から、「寝る前にコップ1杯くらいの水(白湯)を飲むといい」と、聞いたことがあります。就寝前のコップ1杯の「だし」も、いいのですね。

とは言え、おみそ汁のだしを取るのも面倒くさくて、だし入りみそを使うわたし。昆布やかつお節からだしを取るなんて、到底無理な話です(笑)。

番組では、そんなズボラなわたしにぴったりな、だしパック入りで手軽に飲める、にんべんの「日本橋だし場 飲むおだし」という商品をおすすめしていました。どんなものか、さっそく取り寄せて飲んでみることに。

熱中症対策におすすめ!にんべんの「飲むおだし」

こちらが、にんべんの「日本橋だし場 本枯鰹節 飲むおだし(かつおと昆布)」。にんべんの公式ネットショップで、購入しました。


「日本橋だし場 本枯鰹節 飲むおだし(かつおと昆布)」販売価格680円(税込)6g×5袋入り

1個6gのだしパックが5袋入って、680円(税込)。1個あたり136円くらい。まぁまぁいいお値段です(笑)。



だしパックは1個1個、袋に入っています。保存する際、湿気ないようにと細心の注意を払う必要はなさそう。



開けてみると…。

おっ、袋を開けた瞬間、かつお節の香りがふわっとしました。おいしそうな香りです。



だしパックは、紅茶のティーバッグみたいになっています。

原材料名を見ると、「かつおぶし」「こんぶ」とだけ書いてあるので、調味料は入っていないみたいです。



6g(1個)あたりのエネルギーは19kcal、食塩相当量は0.2g。



食塩相当量0.2gは、熱中症対策的にどうなんでしょう?

ちょっと調べてみると…。

厚生労働省は、熱中症対策のひとつとして、食塩相当量が0.1g~0.2g/100ml以上の飲料を推奨しているとのこと。この「飲むおだし」は、180mlのお湯を加えて飲むので、食塩相当量としてはちょうどいい感じですね。

ちなみにこの商品は、お湯を注いで「飲むおだし」として飲むだけでなく、鍋に入れて料理のだしとして使ってもいいそうです。

では、お湯を注いで飲んでみましょう。

にんべんの「飲むおだし」を飲んでみた!

「飲むおだし」の作り方は簡単。

温めたカップにだしパックを入れ、熱湯180mlを注ぎ、2~3分置くだけ。

とっても簡単です。

熱湯を注いでみると…。



じんわりと黄金色のだしが染み出しています。



3分置くと、こんな感じ。



あれっ。あまり変わっていない…。

勝手なイメージで、全体的に黄金色に染まるのかと思ったら、底の辺りがうっすら黄金色に染まっただけですね(笑)。

袋に記載されている通り、だしパックを軽く振って取り出せば「飲むおだし」の出来上がり。とっても簡単です。





やっぱり、色は薄いですね(笑)。画像の写り具合もあるかと思いますが、実際の色は、この画像よりもう少しだけ濃い黄色です。

まぁ、色のことはさておき、飲んでみましょう。



香りは、海の香り。ほんのりではなく、けっこうしっかり香ります。子どもの頃、海水浴を楽しんだ思い出が蘇りました(笑)。



では、いただきます!

おっ、やさしくもしっかりした、自然のだしの奥深い味わい。おいしいです。かつお節と昆布、それぞれの旨味をちゃんと感じます。

臭みや苦みは全くなく、とっても飲みやすいです。

商品には「お好みで塩やしょうゆを少量加えてお召し上がりください」とありましたが、いえいえ、入れなくても十分なおいしさ。やさしい塩味なので、寝る前に飲んでも、就寝中に喉が渇くことはなさそう。



温かいので、より、かつお節と昆布の旨味がほっこりと体に染み渡る気がします。

スポーツドリンクのようにゴクゴク飲むというより、おみそ汁やお吸い物を飲むときのように、少しずつゆっくり、味わって飲みたい味です。

ちょっと気になるので、だしを取った後のだしパックを開けてみよう。



中身はこんな感じ。



キレイに刻まれた昆布とかつお節が、びっしり入っています。

なんだか、おいしそう。フライパンで炒って適当に味付けして、ふりかけ風にしてもよさそうです。

1個あたり136円のだしパックから、わずか1回、180mlのだしをとっただけで捨てるのは、もったいないですよね。貧乏性なもので…(笑)。

熱中症のリスクが高まりそうな日の前日に飲むとよさそう

今回、「飲むおだし」を飲んでみて…。

正直、1回飲んだだけでは、「飲むおだし」に熱中症対策として、どれほど効果があるのかはわかりません。でも、体にはよさそうな感じです。

ひとつ気になるのが、熱中症対策として効果を得るために「だし」は、毎日飲む必要があるのかということ。

番組では、「就寝前にコップ1杯(約100ml)ほど飲むことで、翌日の熱中症対策として期待出来る」と言っていただけでした。その辺りは、特に説明されていなかったので、どうなんでしょう?

とりあえず、最高気温がかなり高くなる日の前日や、炎天下で過ごさなければいけない日の前日など、熱中症のリスクが高まりそうなときに、熱中症対策として飲もうかなと思います。

まだまだ、うだるような暑さが続くと思うので、熱中症対策のひとつとして、「だし」を取り入れてみてはいかがでしょう。

※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。

<参考文献>
WEB

『サントリー公式サイト~熱中症対策に、効果的な飲み物を教えてください~』
https://www.suntory.co.jp/customer/faq/001933.html