【失敗しない漬け物】萎びたきゅうりは焼酎で「古漬け」にすべし!2か月で”至高”に♪【菜園雑誌の編集長直伝】
こんにちは、家庭菜園雑誌『やさい畑』で6年間編集長を務めたGです。畑できゅうりを育てた経験がある人はわかるかもしれませんが、きゅうりは短い期間に大量に採れるのが困ります。サラダや浅漬けではとても食べ切れず、気づけばシナシナに…(泣)。そんなときは「古漬け」にするのがベスト!2か月漬け込めば、旨味が超凝縮した逸品が完成します♪えっ腐らせそうで怖いって…?大丈夫、焼酎を入れれば失敗知らずですよ~!
【農家直伝】余ったきゅうりは”干す”べし!?コリッと甘い♡「干しきゅうり」が超お手軽な保存ワザだった件
夏になるとスーパーではお安いきゅうりがズラリと並びますが、畑でも続々と育ってきます。
新鮮なきゅうりをみそマヨで齧る。これはたまりませんよね~。
でもきゅうりの食べ方ってワンパターンになりがち。暑い盛りは生で食べて瑞々しい歯ごたえを楽しむのがいいけど、そればかりだとさすがに飽きちゃいます。
そんなときは、「古漬け」をこしらえておくと、秋冬まで長く味わえますよ。
冷蔵庫に食べどきを逃したきゅうりはありませんか?また、スーパーや直売所で多めに買ったり、人からたくさんもらったりしたら、ぜひ古漬けにしましょう!
長く漬けるほどパリポリ食感に♪「きゅうりの古漬け」
材料(作りやすい分量)
きゅうり…500g
※1~2本からでもできますが、ここでは500gを基準にします。きゅうりの量に応じて塩と焼酎の量は加減してください。
粗塩…10g + 25g + 10g
焼酎(甲類)…50ml
※芋や麦ではなく、クセのない甲類をチョイスしてください
用意するもの
ポリ袋
重石
きゅうりが入るサイズの容器(漬け物樽)
1. きゅうりをまな板に並べて粗塩10g(小さじ2)を振りかけます。
2. 手のひらできゅうりを転がしながら(板ずり)、塩をきゅうりになじませます。
3. きゅうりをポリ袋に入れ、粗塩25gを加えます。袋は透明のほうが中の様子がわかるので作業しやすいです。
4. ここがポイント!腐敗防止用に焼酎を投入。袋ごと揉んで、全体をよくなじませます。
5. 袋の中の空気を抜いて、重石をのせます。重石はきゅうりの重さの2倍以上で。
6. 部屋の中のなるべく涼しい場所に置きます。もしあれば保冷剤を一緒に入れておくと、腐敗防止になります。保冷剤は、できれば1日1回取り換えてください。
7. 3~4日後にいったん容器のフタをあけ、水を捨ててください。発酵するいい匂いがしているはず。この作業以降、保冷剤を入れる必要はありません。
8. きゅうりを取り出して洗い、また板ずりします。塩は10g(小さじ2杯)ほど。その後は1週間ごとに様子を見て、水が出なくなるまで容器に漬けておきます。水はその都度、捨ててください。完成まで(水が出なくなるまで)2か月が目安です。その後、密閉容器やジッパー付き保存袋に詰め替えて冷蔵庫へ。これで長期保存が可能です。
9. 漬け始めて2週間後から食べられますが、長く漬けたほうがパリポリ度が高くなり、漬け汁から出した後の保存期間も伸びます。食べるときは半日くらい水に浸けて塩抜きしてください。一緒に映っているのは、なすの古漬けです。麦焼酎や日本酒とよく合いますよ。
最初に作ったときはカビが出て失敗したんですけど、焼酎を入れるようになってからは失敗知らず。
塩分が濃いので、食べる前の塩抜きは必ず。おろししょうがを添えると風味絶佳の肴になりますよ~。薄く切ってパリパリ、厚めに切ってポリポリ。どちらにしてもつまむ手が止まりません(笑)。
※アルコール分は漬け込んでいるうちにほとんど無くなりますが、未成年者に供出する場合や、自動車等を運転する場合はご注意ください。
おまけ~調理時間3分以内、大きすぎるきゅうりは”叩ききゅうり”に限る
ただしこの古漬けは、大き過ぎるきゅうりには向かないんです。わたしは自分できゅうりを栽培しているのですが、よく採り遅れてしまうんですよね。
もしオバケきゅうりを手にとる機会がありましたら「この方法が一番」ですよ!
左が適正サイズ、右が採り遅れサイズ。1日遅れただけでこれくらい巨大化します。
1. ザっと皮剥きしてから、瓶でバンバン叩きます。
2. 縦半分に割って、スプーンで中の種を取り出します。
3. 輪切りにして「だし塩」と酢で和えるだけ。量は適当でいいです。
4. 完成!夏の朝食は、オバケきゅうり+もぎたてミニトマトのパターンが多いですね~。
そのままでは硬いオバケきゅうりが、叩くだけで食べやすくなります。「大きいきゅうりは炒めものに」とよく聞きますが、暑い盛りは火も油も使いたくなので、これオンリーです。
以上、夏に畑でどんどん採れる、きゅうりの有効活用術でした。
オバケきゅうりは畑がないとなかなか手に入らないかもしれませんが、古漬けはぜひ試してみてください。
そのためにきゅうりを大量買いしたくなるほど、クセになる味わいですよ!
【農家直伝】余ったきゅうりは”干す”べし!?コリッと甘い♡「干しきゅうり」が超お手軽な保存ワザだった件
夏になるとスーパーではお安いきゅうりがズラリと並びますが、畑でも続々と育ってきます。
新鮮なきゅうりをみそマヨで齧る。これはたまりませんよね~。
でもきゅうりの食べ方ってワンパターンになりがち。暑い盛りは生で食べて瑞々しい歯ごたえを楽しむのがいいけど、そればかりだとさすがに飽きちゃいます。
そんなときは、「古漬け」をこしらえておくと、秋冬まで長く味わえますよ。
冷蔵庫に食べどきを逃したきゅうりはありませんか?また、スーパーや直売所で多めに買ったり、人からたくさんもらったりしたら、ぜひ古漬けにしましょう!
長く漬けるほどパリポリ食感に♪「きゅうりの古漬け」
材料(作りやすい分量)
きゅうり…500g
※1~2本からでもできますが、ここでは500gを基準にします。きゅうりの量に応じて塩と焼酎の量は加減してください。
粗塩…10g + 25g + 10g
焼酎(甲類)…50ml
※芋や麦ではなく、クセのない甲類をチョイスしてください
用意するもの
ポリ袋
重石
きゅうりが入るサイズの容器(漬け物樽)
1. きゅうりをまな板に並べて粗塩10g(小さじ2)を振りかけます。
2. 手のひらできゅうりを転がしながら(板ずり)、塩をきゅうりになじませます。
3. きゅうりをポリ袋に入れ、粗塩25gを加えます。袋は透明のほうが中の様子がわかるので作業しやすいです。
4. ここがポイント!腐敗防止用に焼酎を投入。袋ごと揉んで、全体をよくなじませます。
5. 袋の中の空気を抜いて、重石をのせます。重石はきゅうりの重さの2倍以上で。
6. 部屋の中のなるべく涼しい場所に置きます。もしあれば保冷剤を一緒に入れておくと、腐敗防止になります。保冷剤は、できれば1日1回取り換えてください。
7. 3~4日後にいったん容器のフタをあけ、水を捨ててください。発酵するいい匂いがしているはず。この作業以降、保冷剤を入れる必要はありません。
8. きゅうりを取り出して洗い、また板ずりします。塩は10g(小さじ2杯)ほど。その後は1週間ごとに様子を見て、水が出なくなるまで容器に漬けておきます。水はその都度、捨ててください。完成まで(水が出なくなるまで)2か月が目安です。その後、密閉容器やジッパー付き保存袋に詰め替えて冷蔵庫へ。これで長期保存が可能です。
9. 漬け始めて2週間後から食べられますが、長く漬けたほうがパリポリ度が高くなり、漬け汁から出した後の保存期間も伸びます。食べるときは半日くらい水に浸けて塩抜きしてください。一緒に映っているのは、なすの古漬けです。麦焼酎や日本酒とよく合いますよ。
最初に作ったときはカビが出て失敗したんですけど、焼酎を入れるようになってからは失敗知らず。
塩分が濃いので、食べる前の塩抜きは必ず。おろししょうがを添えると風味絶佳の肴になりますよ~。薄く切ってパリパリ、厚めに切ってポリポリ。どちらにしてもつまむ手が止まりません(笑)。
※アルコール分は漬け込んでいるうちにほとんど無くなりますが、未成年者に供出する場合や、自動車等を運転する場合はご注意ください。
おまけ~調理時間3分以内、大きすぎるきゅうりは”叩ききゅうり”に限る
ただしこの古漬けは、大き過ぎるきゅうりには向かないんです。わたしは自分できゅうりを栽培しているのですが、よく採り遅れてしまうんですよね。
もしオバケきゅうりを手にとる機会がありましたら「この方法が一番」ですよ!
左が適正サイズ、右が採り遅れサイズ。1日遅れただけでこれくらい巨大化します。
1. ザっと皮剥きしてから、瓶でバンバン叩きます。
2. 縦半分に割って、スプーンで中の種を取り出します。
3. 輪切りにして「だし塩」と酢で和えるだけ。量は適当でいいです。
4. 完成!夏の朝食は、オバケきゅうり+もぎたてミニトマトのパターンが多いですね~。
そのままでは硬いオバケきゅうりが、叩くだけで食べやすくなります。「大きいきゅうりは炒めものに」とよく聞きますが、暑い盛りは火も油も使いたくなので、これオンリーです。
以上、夏に畑でどんどん採れる、きゅうりの有効活用術でした。
オバケきゅうりは畑がないとなかなか手に入らないかもしれませんが、古漬けはぜひ試してみてください。
そのためにきゅうりを大量買いしたくなるほど、クセになる味わいですよ!
週末菜園家G
家庭菜園雑誌『やさい畑』の元編集長で、サラリーマン週末菜園家。畑をやりたい一心で新宿区内のマンションを売却し、千葉へ移住した。今は『やさい畑』を愛読・活用して、市民農園で年間40品目の野菜とハーブを作る。
★家庭菜園雑誌『やさい畑』
2002年に創刊した、日本で最初の家庭菜園の専門誌。野菜づくり初心者でも簡単に取り入れられる栽培の知恵や、野菜の基礎知識を紹介しており、とりわけ栽培の裏ワザ等を実際に試してみる検証企画が人気。
https://www.ienohikari.net/yasai/yasai