【にんじんしりしり】に「ズッキーニ」を足した結果…食感ハンパない~♪ゴマ油風味の神アレンジ♡【農家直伝】

写真拡大 (全11枚)

みなさん、「にんじんしりしり」という料理を知っていますか?しりしりとは、沖縄の方言で「千切り」を意味する言葉。細切りにしたにんじんを、卵やツナなどと炒める一品で、今ではすっかり定番になってきました。今回、そこに「ズッキーニ」を加えるアレンジレシピをゲット。教えてくれたのは、岡山県でズッキーニを生産する農家・高越友紀さんです。甘くてコリコリ食感が売りのにんじんしりしりに、ズッキーニを加えたらどんなお味になるのか!?さっそくチャレンジしてみました♪

くり抜いて焼くだけでイタリアの風が吹く♪「ズッキーニボート」作ってみた!野菜生地のピザ爆誕♡【農家直伝】

レシピを教えてくれたのは、岡山県総社市にある「メゾンやまて」で、ズッキーニを栽培している高越友紀さんです。



「ズッキーニだけだと水分が多いので、にんじんを加えることで、食感がアクセントになるし、甘みも加わってよりおいしいですよ」と高越さん。

ではさっそく作っていきましょう!

食感の違いが楽しい♪「ズッキーニにんじんしりしり」



材料(2人分)
ズッキーニ…1本
にんじん…1本
ゴマ油…大さじ1
酒・みりん・砂糖…各小さじ2
だしの素(顆粒)…小さじ2
しょうゆ…小さじ1
卵…2個

作り方
1. ズッキーニとにんじんは細切りにする。





2. ゴマ油をひいたフライパンで1を軽く炒め、酒、みりん、砂糖、だしの素、しょうゆを加えてさらに炒めて火を通す。







3.2に卵を溶き入れて、しっかり絡ませたら完成。





余熱で火が入りますので、炒め過ぎないように。







「わたしは包丁で細切りにしましたが、千切りにできるスライサーがあれば、もっと簡単できれいな『しりしり』ができると思います!」(高越さん)

野菜の太さによっても食感が変わってくるので、その時々で試してみるのもいいですね。

食べる前からゴマ油の香りで食欲がそそられる~♪
にんじんはコリコリ、ズッキーニはシャクシャクとした2つの食感が楽しめます。あっさりとした味付けですが、ズッキーニの瑞々しさに、にんじんの甘味が立っていて意外にもけっこうご飯が進みます。最後に入れた溶き卵がズッキーニとにんじんをふんわりやさしくまとめてくれていますよ。

おかずとしてはもちろん、冷めてもおいしさ変わらずなので、お弁当にもオススメです。

ズッキーニの苦味を感じたときは要注意!

クセのない味わいで、しりしりはもちろん、どんな料理にも合わせやすいズッキーニですが、もしも食べたときに苦味を感じることがある場合は、注意が必要です。

ズッキーニには苦味成分「ククルビタシン」という毒素が含まれています。通常は微量なので苦味を感じることはなく、食べても問題ありませんが、ごく稀に強い苦味を感じるものもあるそう。これは加熱しても消えることはなく、摂取量次第では食中毒を起こすので、食べないようにしましょう。

苦味があるかどうかは、調理をする前に切り口を触って、舐めてみると確認できます。
とはいえ、そういったズッキーニに当たることは多くはないそうです。

これから夏に向けて、旬を迎えるズッキーニ。カリウムやビタミンC、βカロテンなど、夏バテ予防にうれしい栄養素も多く含まれているので、ぜひ、たくさん食べてみてくださいね。

高越さんのインスタグラムでは、ズッキーニを使ったレシピをたくさん紹介しています。気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。




メゾンやまて

高越友紀さん

セロリが特産の岡山県総社市で、土地なし、機械なしのゼロから農業を始めて6年目。現在は、70a(アール)の畑で、セロリ、白菜、かぶ、カリフラワーなど季節の野菜約10品目を育てている。日々の栽培の様子や、野菜を使った料理のレシピをインスタグラムで発信中。高越さんが育てた野菜は、総社市内にあるJA晴れの国岡山農産物直売所「旬感広場 晴れのち晴れ」や、農マル園芸 吉備路農園などで購入できる。

●インスタグラム @maison_yamate
https://www.instagram.com/maison_yamate/