山善のコンセントレス家電「ELEIN」シリーズの「バッテリー対応コンパクトクーラー(YBC-C04)」は、コンパクトで手軽に扱えることが売りになっていて、想定する使用シーンに車中泊やキャンプも含まれています。屋内では確かにしっかりと冷風を出すことがわかったので、今度は屋外に持ち出してみることにしました。

バッテリー対応コンパクトクーラー|どこでも使える新しいバッテリー:ELEIN

https://book.yamazen.co.jp/lp/elein/lineup/ybc-c04/

ドンッと無造作に、草地に「バッテリー対応コンパクトクーラー」を設置しました。今回、バッテリーは装着していないので、別途、ポータブル電源を用意して接続しています。



電源をオンにしてみました。「冷風・弱」での運転です。



何もないと気温がさっぱりわからないので、非接触式温度計で計測すると、本体付近はおよそ32度ぐらいでした。



赤外線サーモグラフィ画像を撮影可能な「FLIR ONE Pro」を用いて、使用中の様子を撮影するとこんな感じ。本体付近がかなり熱くなっている一方で、冷気吹き出し口の周りにひんやりとした空気の塊ができています。



冷風の吹き出し口付近は29度を切るぐらい。



FLIR ONE Proで撮影すると、ダクト表面は40度ほどありますが、内部からは30度を下回る冷風が吹き出していました。屋内での使用時に比べると温度の下がり幅は小さいものの、外気と3度ほど差があるので「ひんやりした風が来ている」と実感できます。



一方、排気の吹き出し口は40度オーバーで、あからさまに熱風が吹き出していました。



FLIR ONE Proで見ると、周辺に熱気をまき散らしているのがわかります。両側にダクトを取り付けることで、冷気と排気の吹き出し口をおよそ2mほど離すことができるので、「冷気の吹き出し口だけをテントの内側に引き込む」や「排気は車の窓からダクトを出して排気」などの工夫をして、うまく涼むことができます。



なお、本体の温度は60度オーバー。



ACアダプターは色が黒くて熱を集めやすいせいもあるのか、70度オーバーとなっていました。



接続していたポータブル電源も黒色だったため、温度は64度ほどになりました。



動作音などは以下の動画の通りです。

山善のバッテリー対応コンパクトクーラーを屋外で使用してみた - YouTube

なお、このバッテリー対応コンパクトクーラーの設計上の標準使用時間は5年で、その使用条件は温度が27度、湿度が47%となっているため、今回のレビューのような暑い場所で用いた場合、早期に支障を生じる恐れがあります。

山善・ELEINのバッテリー対応コンパクトクーラーは、山善公式オンラインショップでは税込6万9795円での販売。

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Amazon.co.jpでは単品が税込7万500円、バッテリーセットが税込8万3500円での販売でした。

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