3回1分49秒TKO勝ちした那須川天心【写真:高橋学】

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ボクシング転向4戦目をTKO勝ち、見せつけた進化

 ボクシングのWBA世界バンタム級7位・那須川天心(帝拳)が20日、東京・両国国技館でボクシング転向4戦目として120ポンド(約54.43キロ)契約10回戦に臨み、同級4位ジョナサン・ロドリゲス(米国)に3回1分49秒TKO勝ちした。初の世界ランカー同士の試合であまりにも鮮やかにデビュー4連勝を決め、ネット上には「那須川天心とんでもない化け物に成長してるやん」「今日の天心キレキレすぎ……寒気がしたわ」とファンから驚愕のコメントが並んだ。

 那須川は開始1分、左ボディーストレートを入れ、会場をどよめかせた。最初の見せ場は2回終了間際だ。狙いすました左ストレートが顎に炸裂。続けてラッシュを浴びせた。3回も左ストレートでダウンを奪取。ほとんどパンチをもらわない圧勝だった。

 那須川はボクシング転向後、昨年4月のデビュー戦は6回戦、9月の2戦目は8回戦でともに判定勝ち。8回戦だった今年1月の3戦目は初の世界ランカーに圧倒し、相手の棄権で3回終了TKO勝ちしている。当初は懐疑的だったファンの目にも、那須川の進化は驚きでしかない様子。SNS上には驚きのコメントが並んだ。

「これはボクシングファンも無視できんな」
「まだ懐疑的やったボクシングファンに那須川天心をより受け入れられた感のあるKO勝利やったわ」
「もう流石に天心の能力に懐疑的な声は聞こえないだろうな」
「これで流石に認めるんじゃない?」
「那須川天心とんでもない化け物に成長してるやん」
「今日の天心キレキレすぎ……寒気がしたわ」
「明らかにパンチが重くなっている」
「天心かなり進化してて驚いたな」
「普通に声出してしまった」

 現在の世界バンタム級王座はWBAに井上拓真、WBCに中谷潤人、IBFに西田凌佑、WBOに武居由樹が就き、日本人が独占。那須川はバンタム級で世界王座戴冠を見据えている。

(THE ANSWER編集部)