弱者男性1500万人。どんな男性のことをいう?
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、7月17日の放送に、今年発売した新刊『弱者男性1500万人時代』が話題のライター、トイアンナが登場。「弱者男性」がどういった男性なのか、どういう不利があるのかなどを解説した。
大竹まこと「今回の御本は『弱者男性1500万人時代』。そんなにいるのか……。こういうテーマで取材しようと思ったきっかけはなんですか?」
トイアンナ「私が婚活を何度かしていまして。結婚を3回しています、離婚は2回。婚活を何回もするわけです。結婚相談所に、女性は無職でも『家事手伝い』という名で登録できるんですが、男性は年収300万円を切ると基本的にできないんですね」
大竹「結婚相談所というところに」。
トイ「そうです。そもそも登録してもお相手が見つからないだろう、ということで弾かれてしまう」
大竹「ハナから無理ですよ、と言われてしまう」
トイ「そうなんです。当時、私が専業主夫を募集していたので、むしろ家事手伝いの男性と結婚したかった。でも結婚相談所には『いませんよ』と。女性は女性で若くてキレイなら無職でも登録できる、ということが差別だと思いますけど、男性は男性で金がないならいらないよ、というところも差別だなと」
大竹「そうですねえ。金がない以外にも、弱者男性というのはどういう人たちのことを指すんですか?」
トイ「全部で16項目つくったんですよ。一部だけ紹介させていただくと、ご家族に多重債務者がいる、ご家族に要介護の人がいてヤングケアラーになっている、ごきょうだいに障害を持っている方がいて将来、介護する親が亡くなったらあなたが頼むわね、と言われている……そういった条件をたくさんつくりました」
大竹「年収はどれぐらい?」
トイ「年収125万円以下の人は弱者のリストに入れさせていただいています。もちろん中には、地主で年収は0だけど悠々自適な人はいるかもしれませんけど」
大竹「弱者男性1500万人というのはどこから割り出した数字なんですか?」
トイ「私が統計の能力がないので、そこは大学の先生に泣きつきまして。こういう項目の弱者がいうると思うんですけど、どれぐらい被っているかわからない。世の中には自分が障害を持っていてヤングケアラーで貧困で……みたいな人もいる。その被りも計算して出してもらった数字です」
このあとは数字の内容がどうなっているかも語られた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。