とちぎテレビ

国内最高峰のフォーミュラカーレースに参戦する栃木県宇都宮市出身のレースドライバー、山本尚貴選手が7月11日、母校で特別授業を行い生徒や児童らに夢や目標を持つ大切さを伝えました。

作新学院高校では11日、自動車整備士を養成する専門学科で特別授業が行われ3つの学年のおよそ100人が山本尚貴選手と所属するチームのチーフメカニックの生の声に耳を傾けました。山本選手は「スーパーフォーミュラ」で3度のチャンピオンになるなど、国内を代表するレーシングドライバーです。

この特別授業は、山本選手がレーシングカーを整備するメカニックのなり手不足の解消につなげようと、母校の作新学院高校へ協力を呼び掛け実現したものです。

講義の中でチーフメカニックの浅見邦彦さんは、一般的な自動車整備士との違いについて「1台の車を集中してメンテナンスができること。壊れたら溶接もするしたくさんの作業があるので色々なことができるようになる」と仕事の魅力やなり方を伝えました。

また、山本選手は集中力を保つ秘訣として「オフの時間をどう過ごすか。メリハリを付けリセットが大切」などとレーシングドライバーとしての心得を説きました。

また、特別授業の前には小学部の児童らおよそ420人と交流し夢や目標を持ち続けることの大切さについて伝えると、36歳の誕生日を迎えた山本選手を祝福しようと児童らから思いがけないうたなどのプレゼントが贈られました。