【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 羽田慎之介の先発デビューを決めた要因とは?
7月2日放送のライオンズナイターでは、東京ドームで行われた、ソフトバンクー西武13回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの渡辺久信GM兼監督代行にインタビューした模様を放送した。羽田慎之介の先発デビューを決めた要因を訊いた。
――リーグ戦が再開してから1週間が経ちました。日本ハム相手に1勝1分、楽天相手に2勝1分と勝ち越しています。直近の2カードを戦ってみて、どんなことを感じましたか?
渡辺「交流戦のときのような、なかなかメンバーも揃わずに手も足も出ないような状況からは脱していると思います」
――大宮(埼玉県営大宮公園野球場、6月26日、西武―日本ハム9回戦)の松原(聖弥)、そして仙台(楽天モバイルパーク宮城、6月30日、楽天―西武12回戦)の児玉(亮涼)、岸(潤一郎)だけで少なくとも3本のタイムリーヒットが相手のファインプレーで幻と化しています。ベンチでご覧になったときの心境は?
渡辺「ついてないなと思いました。相手の守備も良かったなと思いますし、もうひと押しだったなという感じはしますが、そういう形ができてきているところが、チームのモチベーションも上がってきている要因ですし、一応カード2つ勝ち越しているので、今日からの2試合も、連勝もあるし連敗もあるというところで、まずは今日の試合勝ちたいなと思います」
――松原聖弥を1番ライトに固定して4試合が経過しました。巨人からやってきた新戦力の働きぶりをここまでどうご覧なっていますか?
渡辺「結果的には率も上がっていませんが、彼が入ることによって新しい風というか流れができつつあるなと思います。彼は守れるし、足も肩もあるので、1番という打順でこれから徐々に状態も上がってくるというか、結果もついてくると思います。本当についてない打席がいっぱいあって、本来だったらもうちょっとヒットも出ているところですが、これからどんどん戦力として頑張ってほしいなと思います」
――今日の試合で羽田慎之介が待望の先発デビューを果たします。決めたのはいつですか?
渡辺「あれ、いつだったかな……何日か前ですね。羽田がベンチを外れた2日前ぐらいじゃないですか」
――火曜日は渡邉勇太朗が先発なのですが、今抹消中ですよね?
渡辺「そうですね。(手の)豆のこともあるのでね、この試合は誰かを先発にというふうにずっと思っていて、リリーフの中からという感じでした。ちょうどいいタイミングで羽田が投げられる状態、先発できる状態なので、期待しています」
――ここ数試合リリーフで良い結果を出しているというところが要因?
渡辺「当然それもありますし、先発を見てみたいなというのもあります」
――球数やイニングの目安は設けている?
渡辺「いや、決めていないです。今日の試合の状況を見ながら、豊田(清、投手コーチ)と話して、投げても5回までいくかなという感じですね。投げてもそこまでだと思います」
――そこまで投げられるようなら結構いい内容の可能性があるかもしれませんね?
渡辺「ファームでは普通に(先発で)投げているので、あとは1軍の試合でどのくらい対応できるかというところだと思います」
――今日が72試合目ということでシーズンの折り返しとなる1日です。ライオンズの良いところがどんどんと出だすといいですね?
渡辺「あと半分かというところもありますし、チーム的には今上り調子というところで、今までの戦いぶりを見ても、うちの今の借金はソフトバンクとロッテと交流戦ですよ。そういった意味で今日のソフトバンク戦というのは後半戦を占う意味でも前半と違うなという印象をソフトバンクに与えたいですね」
※インタビュアー:斉藤一美アナウンサー