とちぎテレビ

東大などの研究グループの調査で、南鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)には、希少金属のレアメタルを含む鉱物が高密度で分布していることがわかりました。

この調査は、日本財団と東京大学が小笠原諸島の南鳥島周辺の海域を対象に海底鉱物資源開発の商業化を目指して行いました。

先月(6月)21日に都内で調査の結果を発表し、日本最東端の南鳥島周辺の海底100キロ平方メートル四方には、電気自動車などのハイテク製品に使われているレアメタルを含むマンガンノジュールが、高密度で広範囲に分布していることが判明しました。

実際に引き揚げられたマンガンノジュールには、レアメタルのコバルトやニッケルなどが豊富に含まれていて、推定される資源量はコバルトが日本の消費量の75年分、ニッケルが11年分に相当するということです。

来年度中に、1日で数千トンのマンガンノジュールを海底から引き揚げる実証試験を実施する予定です。