【大井・優駿スプリント】ティントレットが快勝…荒山師は通算900勝を達成
7月10日、大井競馬場で行われた11R・優駿スプリント(S2・3歳・ダ1200m)は、矢野貴之騎乗の3番人気、ティントレット(牡3・大井・荒山勝徳)が快勝した。2.1/2馬身差の2着に2番人気のギガース(牡3・船橋・佐藤裕太)、3着に1番人気のカヌレフレイバー(牡3・大井・坂井英光)が入った。勝ちタイムは1:12.8(良)。
1着 ティントレット
矢野貴之騎手
「(距離短縮でしたが)今回はそこ(距離短縮)がテーマだと思っていました。東京ダービーで初めて乗せていただいたときに、スピードはあるなという印象を受けました。失礼な言い方かもしれませんが、思っていた以上にいい馬だなという印象があったので、ペースに対応できれば結果もついてくると思っていました。(スタートの感触は)周りも早い馬ばかりで、スタートした瞬間は頭ひとつ出遅れたようなかんじでしたが、二の脚が思っていた以上にスピードがありました。(道中はスムーズに追走できましたが)いいペースで行けたと思います。(直線の手応えは)まだ集中しきれないところがあるので不安ではありましたが、最後までよく頑張ってくれました。(短距離で結果が出て)楽しみが増えました。(管理する荒山調教師にとって900勝のメモリアル)最近はよく乗せていただいていて、このように結果をだせたことは非常に嬉しく思います。こういうところに乗せていただいて非常にありがたく思っています。いつも南関東競馬を応援していただきありがとうございます。僕たちはお客様に競馬でいいレースをお見せすることしかできないので、そこにひたすらこだわって関係者一同頑張っていきますので、また応援していただけたら嬉しく思います。今日はありがとうございました」
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荒山師「1000勝に届くよう頑張りたい」
荒山勝徳調教師
「(通算900勝 今のお気持ちは)900勝というのは正直意識していなかったので、周りの方に言われてそうなんだという感じでした。(初の1200mレースを振り返って)ダービーの時、あとは距離だけという感じだったので、急でしたが距離を短縮して路線変更してみようと思ったのが正解だったということですね。クラッシックの時もですが、4コーナーでいいポジションに居ても疲れてしまうレースが続いていたので、それがよぎりましたけど、今日は最後までしっかりやってくれました。雰囲気はいつもと変わらずで、追い切りもすごく動く馬なのでもしかしたら1200mが合うかもしれないと思っていたのですが、やはり馬にとっては一生の1回のクラシックレースなので、途中まではそっちの夢も捨てきれずに居たんですけれども、路線を切り替えて良かったです。(次走の予定は)馬の様子を見ながら、オーナーとも相談して今後の予定を決めていきたい。(900勝を達成された先生自身の今後の目標は)ここまできたら大台の1000勝に早く届くように、スタッフ共々努力して、1つでも勝てるように頑張っていきたいと思っています。今日は新しいティントレットの一面を皆様にお見せ出来たと思います。これからは短い路線になると思いますが、強い馬になってくれるように努力していきますのでこれからも応援してください」
ティントレット 11戦4勝
(牡3・大井・荒山勝徳)
父:ホッコータルマエ
母:マニエリスム
母父:ゼンノロブロイ
馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム
【全着順】
1着 ティントレット 矢野貴之
2着 ギガース 森泰斗
3着 カヌレフレイバー 西啓太
4着 タケシ 山崎誠士
5着 ザイデルバスト 御神本訓史
6着 エドノフェニックス 本田正重
7着 チャダルクン 岡村健司
8着 ヘリアンフォラ 山中悠希
9着 スマイルナウ 内田博幸
10着 ミモレフレイバー 安藤洋一
11着 ビッグショータイム 澤田龍哉
12着 ポッドレオ 鷹見陸
13着 パペッティア 本橋孝太
14着 トーセンヴィオラ 藤本現暉
15着 モントーク 笹川翼
16着 オーソレリカ 福原杏