7月8日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、都知事選の結果について意見を交わした。

東京都民は現状維持を望んだということです

過去最多の56人が立候補した東京都知事選はきのう投開票され、現職の小池百合子氏が、広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏、前参院議員の蓮舫氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏らを退け、3選を決めた。小池氏はこの日午後8時過ぎ、新宿区の事務所で勝利宣言。「都民の力強いご支持をたまわり、都政のかじ取りをお任せいただいた。物価高対策、チルドレンファーストの政策など、『東京大改革』をバージョンアップしていかなければならない」と意気込みを語った。

寺島アナ「都知事選挙の結果は、こうなりましたね」

上念「当選は小池さんじゃないかと言われていたのでサプライズはないですし、バージョンアップと言ってますが、要は現状維持だなと思います(笑)。東京都民は現状維持を望んだということで、これも民意ですからね。意外だったのは次点ですね。2位にもなれないんですか、みたいな感じでした。蓮舫さんにぜひ考え直していただきたいのは、途中で小池さんの演説を組織的に妨害してるような人達がいたでしょう。「やめろやめろ」って言って、小池さんが黙ったら今度は「百合子、頑張れ!」という声がうわーっと出て、逆に小池さんの応援が勢いづいたこともありました。ああいう選挙妨害みたいなことやってる人とか、違法なビラを貼っているような人に対して、蓮舫さんは積極的に「そういうことはやめてください」って言わなかったでしょう。自民党総裁選の時、高市早苗さんは、自分の応援団が行き過ぎて、河野太郎さんとかを口汚く攻撃したのに対して「やめてください。そういうことをする人は私に投票しなくていいです」とはっきり言ったんです。これは左翼がよくやる手で、「私がやったわけじゃないですよ。みんな怒ってるやっているわけです。怒られるようなことをやる、あなたが悪いんじゃないか」っていうんですね。そういう闘争方針は今の時代に合わないんですよ。蓮舫さんにはあれを止めてほしかったなと思いますね。」