フラッグシップスマホ「Xiaomi 12T Pro」の日本向けメーカー版がAndroid 14に!

小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)は1日、同社が展開する「Xiaomi」ブランドで2022年12月に発売した5G対応スマートフォン(スマホ)「Xiaomi 12T Pro」(Xiaomi Communications製)のメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「Xiaomi 12T Pro(型番:23076RA4BR)」に対して最新OS「Android 14」ベースの独自プラットホーム「Xiaomi HyperOS」(以下、HyperOS)へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を2024年7月1日(月)より順次提供開始するとお知らせしています。

まずはXiaomi 12T Pro 23076RA4BRの一部より順次提供され、順次対象を拡大していくとのこと。なお、Xiaomi 12T Proは日本ではメーカー版以外にもソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」向け「Xiaomi 12T Pro(型番:A201XM)」が販売されていますが、すでに紹介しているようにSoftBank版については2024年6月25日(火)より同様のAndroid 14ベースのHyperOSが順次提供されています。


Xiaomi 12T ProはXiaomiが展開する高性能ながらも価格を抑えたフラッグシップスマホ「Xiaomi 12T」シリーズの上位機で、チップセット(SoC)にQualcomm製「Snapdragon 8+ Gen 1 Mobile Platform」を搭載して高性能となっているほか、新たにリアカメラのメインセンサーにSamsung製12億画素CMOS「ISOCELL HP」を初搭載し、Xiaomi独自の高度なAIアルゴリズムと組み合わせて高解像度で鮮明な撮影が可能となっています。

また前機種「Xiaomi 11T Pro」と同様に大容量な5000mAhバッテリーを搭載しながらも最大120Wの超急速充電「Xiaomi HyperCharge」に対応しており、空の状態から最短19分で100%まで充電でき、ソフトバンクでは120Wの超急速充電に対応した製品をはじめて取り扱うこともあり、Xiaomi 12T Proについて「神ジューデン」として訴求しています。


主な仕様は約6.67インチ1.5K(1220×2712ドット)有機ELや8GB内蔵メモリー(RAM)、USB Type-C端子、Wi-Fi 6(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠)、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、位置情報取得(デュアルバンドGNSS)、赤外線リモコン、X軸リニア振動モーター、デュアルスピーカー、Dolby Atmos、ハイレゾ音源、近接センサー、360°周囲光センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、リニアモーター、色温度センサー、フリッカーセンサー。

また生活防水(IP3X)および防塵(IP5X)に対応。サイズは約163×76×8.8mm、質量は約205g。携帯電話ネットワークは5G NR方式のNSAおよびSAをサポートし、対応周波数帯は以下の通り。SIMはnanoSIMカード(4FF)およびeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

・シャオミ、最新フラッグシップスマホ「Xiaomi 12T Pro」を日本向けに発表!メーカー版とSoftBank版が12月16日に発売。価格は10万9800円から - S-MAX
・超急速充電「神ジューデン」スマホが登場!シャオミのフラッグシップモデル「Xiaomi 12T Pro」を写真と動画で紹介【レポート】 - S-MAX

5G NR: n3/n28/n77(3.4GHz, 3.7GHz)/n78
4G FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/28
4G TDD-LTE: Band 38/39/40/41/42
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850/900/1800/1900MHz

発売時にはAndroid 12ベースの独自ユーザーインターフェース「MIUI 13」をプリインストールしており、その後、2023年9月よりAndroid 13ベースの「MIUI 14」が提供されてきましたが、今回、最新のAndroid 14ベースのXiaomi HyperOSが提供開始されました。なお、Xiaomi HyperOSでは一貫したユーザー体験(UX)とすべてのXiaomiの製品間でシームレスな接続を促進することをめざして開発されているとのこと。更新に際しての注意事項は以下の通り。

<Xiaomi HyperOSの特徴の一部>
パフォーマンスの最適化
 さまざまなハードウェアの性能を最適化し、効率的に最大のパフォーマンスを引き出します。システムファームウェアの占有率が大幅に減少、ストレージの読み込み速度の減退もほぼありません。
・タスクの平均時間14%削減
・クリティカルタスクの待機時間72時間削減
・割り込み遅延14%削減
・メッセージの遅延17%削減
・タスク切り替えの遅延16%を削減

UIグラフィックの進化
・複雑なレンダリング表現
・強力なヴィジュアルレンダリング性能
・様々なディスプレイ対応(スマートフォン/タブレット)
・新しいウィンドウコントローラーにより、ウィンドウの形状を簡単に切り替え可能
・分割画面ウィンドウは個別に開閉可能
・Workstationで大画面の生産性の可能性を最大限に引き出します

セキュリティの強化
 包括的なハードウェアレベルの保護を備えた、コネクテッド時代のための安全なプライバシーフレームワーク
・エンドトゥエンドのセキュリティ

※製品によって、適用されるXiaomi HyperOSの機能は異なる場合があります。

HyperOSの詳細は以下をご参照願います。
https://www.mi.com/jp/hyperos/


記事執筆:memn0ck


■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Xiaomi 12T Pro 関連記事一覧 - S-MAX
・Xiaomi HyperOSへのアップデートに関するお知らせ | 小米技術日本株式会社のプレスリリース
・Xiaomi 12T Pro - 2 億画素搭載 | Xiaomi 公式(日本)