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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の前日譚であるで、若き日のフュリオサを力強く演じ抜いたアニャ・テイラー=ジョイ。しかし準備段階では、アニャ以外にもフュリオサ役として検討されていた女優が数名いたという……。

報道によると、候補だったひとりは『フリー・ガイ』(2021)『最後の決闘裁判』(2021)のジョディ・カマー。『フュリオサ』監督のジョージ・ミラーは、「フュリオサの候補にジョディ・カマーがいたと聞いたことがあります」とインタビューのなかで問われると、「彼女と話しました。でも準備段階で本格的に動き出すよりずっと前ですよ」としている。正式にオファーしたわけではないが、カマーと話したことは事実だと認めた。

米では、カマー自身も「もちろん光栄でした」といい、ミラーとの話し合いをわずかに振り返っている。

「誰もが彼(ミラー)の作品を賞賛していますよ。とても大胆で異彩を放っていますから、(『フュリオサ』を)見るのが待ちきれないです。どんな立場だったとしても、こうした監督とお話することができて、お知恵をお借りしたり、“お仕事を尊敬しています”と伝えたり、質問したりできるなんてものすごい特権ですよね。ジョージ・ミラーは間違いなくそのような方々のひとりですから。」

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カマーは『フリー・ガイ』でゲームのモブキャラである主人公のガイ(ライアン・レイノルズ)を虜にするモロトフ・ガール役、リドリー・スコット監督『最後の決闘裁判』では騎士の妻マルグリット役を好演。暗殺者役を演じた「キリング・イヴ/Killing Eve」(2018-22)ではプライムタイム・エミー賞に輝いた。アニャとは少し印象が異なるものの、カマーの凛々しく気高い雰囲気はフュリオサ役にもマッチしそうだ。

ちなみに、カマーは最新出演作『The Bikeriders(原題)』で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で主人公マックスを演じたトム・ハーディと共演を果たしている。『28日後…』(2002)の『28 Years Later(28年後)』や、ヒュー・ジャックマンとの『The Death of Robin Hood(原題)』なども控えており、今後ますますパワフルに成長していくだろう。

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