「木村拓哉」の新アルバム制作に「明石家さんま」が参加…豪華メンバーなのに「ファンが落胆」した理由

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木村拓哉が、自身3枚目のオリジナルアルバム『SEE YOU THERE』を今年の8月14日にリリースすることが明らかになった。親交の深いアーティストら8人に楽曲提供を受けたというが、SMAP時代から木村を応援してきた人たちの中には「またか」と思うコラボレーションもあったようだ。

’16年末にSMAPが解散した後、しばらくは俳優業に専念していた木村。’20年1月、木村にとって初のソロアルバム『Go with the Flow』をリリースし、音楽活動を本格的に再開した。今回は’22年1月発売の『Next Destination』から2年7ヵ月ぶりとなるアルバムで、発売を待ち望んでいたファンはSNS上で歓喜している。

発表によると、AI、Uru、久保田利伸、竹内まりや、堂本剛(KinKi Kids)、柳沢亮太(SUPER BEAVER)、吉田拓郎といった豪華アーティストが楽曲制作を手掛けたほか、タレント・明石家さんまも参加。2人は’02年に連続ドラマ『空から降る一億の星』(フジテレビ系)で共演し、翌年に放送が始まった『さんタク』(同)は正月恒例の特番となっている。

木村とプライベートでも交流があるさんまは、前作『Next Destination』に収録されている「Born ready」で作詞にチャレンジ。ニューアルバムでは「メニュー」という楽曲の作詞を担当しており、公式サイトでさんまは「前回のさんタクで奄美大島のロケに行った時に、『次のアルバムではバラードを書く』と言ったのを木村が覚えていて、もう一度作詞に挑戦することになりました」(原文ママ、以下同)と、コメントを寄せている。

また、堂本は大先輩の木村からオファーをもらったといい、「僕の人生のなかにこのような日が訪れるとは夢にも思っておりませんでした。お兄さんの色気が音と音の隙間にまで漂うダンスナンバーを是非ご堪能ください」と、メッセージ。なお、吉田拓郎は’22年12月をもって音楽活動を引退したものの、木村の熱烈オファーで「君の空気に触れた瞬間(とき)」を作詞作曲したという。

そんな同作の情報が解禁された後、ネットユーザーからは、

〈有名どころのアーティストばかり使ってアルバムを制作されても面白みがない。この人は自分の歌に自信がないのかな〉
〈いつも錚々たるメンバーを引き連れてのアルバム作成。ドラマと一緒で、周りを固めないと実力が伴わないんだろうね〉
〈まだ世に知られていない新しい才能とのコラボとか、チャレンジングな木村くんの音楽が聞きたい。周りが大物ばかりだと、なんかつまらなく感じちゃう〉

と、ネガティブな書き込みが複数上がっていた。さらに、木村を見守ってきたSNS上の一部ファンも、

〈アルバム、やっと発売かと思ったらまたさんまが……。どうしてもさんまを入れないとだめなの?〉
〈木村くんのアルバム、またさんまが関わってるのか。プライベートで仲良くするのは気にしないけど、仕事で関わるのはやめてもらいたい〉
〈またいつもの人とばかり……という印象が拭えない。進化も新しい化学反応もなくて、ワクワクしない〉

と、落胆していたのだった。

「ファンの中には、木村のニューアルバムに携わった顔ぶれに新鮮味がないと感じている人もいるようです。今作で、木村は自身の主演ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の主題歌だった『心得』(Uru)をカバー。そのUruは、木村の1stアルバム『Go with the Flow』に『サンセットベンチ』『I wanna say I love you』の2曲を楽曲提供していました」(芸能ライター)

久保田はSMAP時代のアルバム『super.modern.artistic.performance』(’08年発売)に収録されている木村のソロ曲「Style」を作曲。竹内とも過去に彼女のシングル「今夜はHearty Party」(’95年発売)でコラボした経験が。前出のライターは「さんまにしても旧知の仲ですし、あまり目新しさのない布陣になっています」と、指摘する。

ただ、’22年1月28日発表の「オリコン週間合算アルバムランキング」で1位を獲得するなど前作の結果は好調で、木村への期待の高さがこのようなコメントが付く原因となってしまったのだろう。

ちなみに木村の公式YouTubeチャンネルでは、AIが提供した楽曲の動画「『Stay Safe』Music Video Short ver.」が5月28日にアップされた。再生回数は28万台(6月7日時点)と爆発的ヒットには至っていないが、今回のアルバム自体の売り上げは伸びるのだろうか? 結果に注目が集まっている。