中国はタイ相手に1-1ドロー【写真:ロイター】

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中国はタイ相手に1-1ドロー

 世界各地で6月6日、北中米ワールドカップ(W杯)予選が行われた。

 アジアではすでに3次予選(最終予選)進出を決めていた日本代表がアウェーでミャンマーと対戦し、MF中村敬斗の2得点などにより5-0で大勝した。また、韓国代表もアウェーでシンガポール相手にFWソン・フンミンとMFイ・ガンインがそれぞれ2得点決めるなど7-0で大勝し、2次予選通過を確定させた。

 東アジアの2強が揃って格下に大勝したことに、中国のファンはSNSなどで「隣国たちは我々より一世紀先を行っている」「同じ人種なのに、我々はどうしてこうもダメなのか」と、羨望と自虐の声が多かった。

 また、中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」の日本代表ファンコミュニティでは、「今回のアウェー戦を消化し終えた」と安堵の声や、1得点のMF堂安律に対して「堂安の結婚祝いだ」との反応があった。

 ちなみに中国代表は同じ6月6日、ホームでタイと対戦。勝てば3次予選進出が決定だったが、1-1の引き分けに終わった。この結果、最終戦で中国(勝ち点8)はアウェーで韓国と、ライバルのタイ(勝ち点5)はホームでシンガポールと対戦する。両国は勝ち点差3、得失点差も3あるが、タイは最下位相手に勝利濃厚とみられ、中国は韓国相手に引き分け以上が求められる。敗れた場合には得失点差勝負になるが、力関係的に3点差はすぐにひっくり返る数字である。

 中国のファンは日本代表よりも韓国代表に着目。「ソン・フンミン、次の試合は手加減してください」と懇願する声も見受けられた。(FOOTBALL ZONE編集部)