蓬莱大介氏

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 読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」「かんさい情報ネットten.」などでおなじみの気象予報士・蓬莱大介さんが2日、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。今夏の長期予報を示すと「詐欺師の方程式」と断罪され、ムッとした表情を見せた。

 蓬莱氏が、今夏の暑さについて予想を話すと、作家の竹田恒泰氏が「3カ月予報を気にして見ているが、たいてい外れているんですよね」と断じた。

 気象庁が昨年、暖冬と予想したことを挙げ「ところが全然、暖冬じゃなかった」「当たることもあるけど、気象庁はまあ、外しますね。明日の天気も外すのに、3カ月後も分かるわけないよ!」と声を張り上げた。

 蓬莱氏は冷静に「竹田さん、無知と未知は違うんですよ」と反撃。「竹田さんは無知で知らないだけ」と今冬は「実際に気温が高く、暖冬だった。寒い日もあったけど、総じて1、2、3月は気温が高かった。それを竹田さんが知らないだけ」とデータを示した。

 竹田氏は「平年よりちょっと気温が高くて、暖冬と言われても。ほとんどの人にとって、今年の冬は寒かった」と負けを認めなかった。

 今年の夏についても平年より気温が高いと予想する蓬莱氏に、今度は竹中平蔵氏が「いまエルニーニョ現象で、普通なら冷夏のはずだが」と指摘すると、蓬莱氏はエルニーニョ現象ラニーニャ現象について説明。「近年は教科書通りに行かなくなっている」と話した。

 その上で、「去年の夏は真夏日が90日。猛暑日が22日と過去最多。今年は下がる要素がない」として「これと同じくらいかもしくは、これを上回る可能性もあるので、危険な夏になるそうかな」と話した」。

 「可能性」「〜そう」というワードを多用する蓬莱氏に、竹田氏は「これは詐欺師の方程式」と言い放ち、蓬莱氏はムッとした表情を見せた。

 兵庫県明石市出身の蓬莱氏は、早稲田大学政治経済学部卒。タレントや芸能事務所のマネジャーを経て、第32回気象予報士試験に合格。2011年から「ミヤネ屋」に出演し、人気を集めている。