川崎は柏にドロー【写真:Getty Images】

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川崎は柏に1-1のドロー

 川崎フロンターレは5月25日、J1リーグ第16節で柏レイソルと対戦し、1-1と引き分けた。

 前半30分に川崎の真骨頂とも言える華麗なパスワークから先制に成功するも、後半14分にセットプレーの流れから失点。連敗から脱出したものの、ホームで3試合ぶりの勝利は掴み取れず、順位も15位に沈んでいる。

 連敗中の川崎は4勝4分7敗で14位に沈む状況で迎えた一戦。ポゼッションの川崎、カウンターの柏の構図で睨み合いが続くなか、前半30分に川崎の真骨頂である華麗なパスワークからスコアが動く。右サイドのMF家長昭博が浮き球をペナルティーエリア右に入れると、走り込んだFWバフェティンビ・ゴミスがバックヒールで落とし、受けたMF脇坂泰斗が相手守備陣に囲まれる中でMF遠野大弥とのワンツーで打開し、相手GKとの1対1を決め切って先制に成功した。

 しかし後半14分、自陣で与えたセットプレーでゴール前にボールを放り込まれると、相手MF戸嶋祥郎のダイレクトボレーのこぼれ球を相手FW木下康介に押し込まれ、同点弾を許す。その後も勢いに乗った柏の猛攻に遭うも、GKチョン・ソンリョンの立て続けのビッグセーブに救われる展開が続く。失点後から積極的に交代カードを切るも、状況を好転させることはできず。後半アディショナルタイムにDFジェジエウが一度はゴールネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でオフサイドと判定され、取り消された。試合は1-1のまま終了している。

 川崎は連敗からの脱出には成功したものの、順位は15位に下がり、降格圏の足音が聞こえる立場に。次節は名古屋グランパス戦、その次の第18節はヴィッセル神戸戦と、上位チームとの厳しい連戦が待ち受ける。(城福達也 / Tatsuya Jofuku)