長崎の松澤海斗【※画像はクラブ公式サイトのスクリーンショットです】

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ルヴァンカップで酒井宏樹を相手に長崎FW松澤海斗が躍動

 J2のV・ファーレン長崎は5月22日、ルヴァンカップの1stラウンド3回戦で浦和レッズを1-0で下した。

 J1撃破の下剋上が話題を呼んだなか、元日本代表DFを切り裂くドリブルにも注目が集まっている。

 長崎が公式戦16試合無敗と好調のまま挑んだ浦和戦。序盤から浦和がボールを保持するシーンが目立ったなか、後半25分には長崎DFモヨ・マルコムが浦和のノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンに頭突きをかましてしまい一発レッドで退場となってしまう。

 数的不利に立たされた長崎だったが、好守で浦和の攻撃を絶え凌ぐ。すると後半33分、MFマルコス・ギリェルメがクロスを入れるとFWフアンマ・デルガドが相手と競り合いながらヘディングでゴール。1つのチャンスをものにし、直近のリーグ戦からスタメンを4人変更した浦和を相手に1-0の完封勝利を飾っている。

 いわゆる“ジャイアントキリング”を収めた長崎において、左サイドで存在感を見せたのが23歳のFW松澤海斗だ。名古屋経済大学から2023年に加入した松澤は今年プロ2年目。浦和戦では負傷離脱から帰ってきた浦和主将の元日本代表DF酒井宏樹を切り裂くドリブルを何度も披露した。

 Jリーグ公式X(旧ツイッター)でも「サイドを制圧!技巧派ドリブラー」と、プレーオフラウンド進出に大きく貢献した松澤をピックアップ。見事なカットインで酒井を置き去りにするシーンが収められている。

 スピードある突破に屈し酒井が思わず尻餅をつく姿もあり、ファンから「J1でもやれる」「キレッキレ」「酒井に感想を聞いてみたい」「左ウイングは最強」「酒井がやられまくり」といった驚きの声が上がった。J2リーグでは、清水エスパルスに続く2位を維持する長崎。そんな好調のチームで左サイドを制圧するドリブラーの存在が、大きく世間に広まっているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)