Alphabet傘下の自動運転車開発企業「Waymoはアリゾナ州フェニックスやカリフォルニア州サンフランシスコ、ロサンゼルスで完全自動運転によるロボタクシー事業を展開しています。そんなWaymoが2024年5月10日に「3つの主要都市で毎週5万件もの運送を行っている」と発表しました。





Waymo says its robotaxis are now making 50,000 paid trips every week

https://www.engadget.com/waymo-says-its-robotaxis-are-now-making-50000-paid-trips-every-week-130005096.html

2020年にフェニックスで完全自動運転タクシーのサービスを開始したWaymoはその後、着実に利用可能な地域を拡大し、2021年8月にはサンフランシスコ、2024年3月にロサンゼルスの一部とベイエリアの高速道路でのサービスを開始しています。

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そんなWaymoはこれらの地域においてロボタクシー事業を週7日、24時間体制で提供しています。Waymoのロボタクシー事業をめぐっては、走行中に小型犬と衝突して死亡させる事故や、自転車との接触事故が発生したりと、ロボタクシーの安全性を脅かす事例が発生していますが、一方でWaymoは「自社の完全自動運転車は人間が運転する自動車よりも事故件数が少ない」とのデータを公開しています。

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今回、毎週5万件もの運送事業を行っていることを発表したWaymoは2024年3月に、運用テストを実施中のテキサス州オースティンを含め、サービスを提供している4つの都市での利用者数がこれまでに100万人を超えたことを報告しています。

Waymoは今回の発表の中で、「当社の車両は自転車や歩行者、その他の自動車など、全ての道路利用者の交通安全を向上させていることがわかっています。また、全てのロボタクシーは再生可能エネルギーで駆動するため、事業を展開する都市の持続可能性目標の達成をサポートしています」と報告しました。





また、「あらゆる階層の人々が外出や通勤当社のサービスを利用しています。完全自動運転の配車サービスは空想上のものではなく現実のもので、毎日街中を移動する必要がある人々にとっては理想的な移動手段の一つです」と語っています。