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『猿の惑星』シリーズの完全新作となる『猿の惑星/キングダム』で主人公の猿・ノアを演じたのは、『To Leslie トゥ・レスリー』(2022)や「ザ・スタンド」(2020-2021)などのオーウェン・ティーグ。リブート3部作で主人公シーザーを演じたアンディ・サーキスから主演の座を受け継ぎ、モーション・キャプチャーによる迫真の演技を見せた。

サーキスといえばモーション・キャプチャーの第一人者として知られるが、ティーグはそうではない。ましてや別種族の猿を演じるということで、徹底した役作りに励んだようだ。米で本人が語ったところによれば、6週間にわたって、“猿の学校”へ通ったのだという。

猿の学校で、ティーグたちは先生から動きを学び、内に秘めた猿人類としての側面に触れていったそう。学校での学びを振り返り、ティーグは「猿の動き方って、柔らかさがあるんですよ」と語る。さらに、生態については「彼らすごく経済的なんです。彼らは一度座れば、快適さを得るために動き回るなんてことはありません」と説明。「ずっと同じ場所に留まり続けるんです。人間は常に足を動かし続け、手で何か作業していますよね」。

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猿は人間と同じく二足歩行だが、違うのは手を用いながら歩くこと。そうした感覚を会得すべく、ティーグをはじめとするキャストは、松葉杖を切断して作られたエクステンションを腕に装着することで歩き方や走り方を学んだという。

特訓を経て撮影現場に入ると、そこにはすっかり猿のマインドを持ったティーグの姿があった。プロキシマス・シーザー役のケヴィン・デュランドは、現場でのティーグの行動について、こう振り返っている。

「オーウェンは演技をやめずに、猿のように私のほうに近づいてきて、物の陰に隠れ、私が何であるかを探ろうとしているかのように振る舞ったんです。彼は私を遊びに誘っていましたね。」

ちなみに、製作のある時点では、シーザー役のアンディ・サーキスがZoomを介したセッションに参加し、ティーグら猿役の俳優に対して、お互いにアドリブを行うことを提言していたという。ティーグは「彼はいくつかのシチュエーションを用意してくださって、僕たちが本能的に何をキャラクターにもたらしたいのかを発見することを勧めてくれました」と。そのおかげもあって撮影中は、当然のようにアドリブが行われていたそうだ。

映画『猿の惑星/キングダム』は公開中。

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