一生に一度は食べたい! 本当に美味しい「大阪の老舗グルメ」9軒
食楽web
●大阪出身のフードライターがおすすめする本当においしい「大阪グルメ店」10軒をご紹介!
大阪グルメはとにかく安くて、美味しくて、ボリュームも満点。観光で行くと、たこ焼き、お好み焼きなど定番どころに落ち着きがちですが、大阪出身のフードライターたちがおすすめする本当に美味しい大阪グルメを知りたくはありませんか?
そこで今回は『食楽web』で紹介したお店の中から、特におすすめの「大阪グルメ」10軒をピックアップしました。ぜひ、大阪の旅グルメとしても参考にしてみてください。
<おすすめ店10軒>
『洋食屋ふじ家』の「スペシャル定食」
『グリルマルヨシ』の「特製ロールキャベツ」
『自由軒』の「名物カレー」
『北極軒』の「オムライス」
『あずま食堂』の「シチューうどん」
『珈琲館ロックヴィラ』の「キムチサンド」
『大黒や』の「かやく御飯」
『一富士食堂』の「だし巻き玉子定食」
『たこ焼き うまい家』の「たこ焼き」
【洋食】大阪は洋食天国! 大人様ランチといえば『洋食屋ふじ家』の「スペシャル定食」
『洋食屋ふじ家』の外観
大阪を代表する名店と言えば、昭和10年創業の『洋食屋ふじ家』です。長年のファンに支えられ、有名なグルメ雑誌にも選出されるなど、街の洋食屋として世代を超えて愛されています。
「スペシャル定食」2900円
看板メニューは、「スペシャル定食」。このストレートなネーミングから想像するより、実物ははるかに“スペシャル”な一品です。メインディッシュは有頭エビフライ、クリームコロッケ、ハンバーグと主役が3つも揃っているのです。わきを固めるのは、サラダと白ご飯、味噌汁、食後にはアイスクリームのおまけ付き。
肉肉しいハンバーグは2週間かけて作るデミグラスソースをたっぷりと。エビフライは頭の味噌までまるごといただきましょう。クリームコロッケは、めずらしいカレー風味。ソースもすべて自家製とのこと、一つずつ丁寧な手仕事に脱帽です。
●SHOP INFO
店名:洋食屋 ふじ家
住:大阪府大阪市中央区鎗屋町2丁目2-1
TEL:06-6941-7283
営:11:30~14:00、17:30~21:30
休:日曜・祝日
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【洋食】ナイフでするっと切れる『グリルマルヨシ』の「特製ロールキャベツ」
『グリルマルヨシ』
天王寺駅前のショッピング施設「ヴィアあべのウォーク」にあるのが、1946年創業の欧風料理店『グリルマルヨシ』。地元メディアはもちろん、過去には世界的なグルメガイドブックにも掲載されました。そんな超有名店で食べたいのは、「特製ロールキャベツ」です。
「特製ロールキャベツ」1680円
大きさはソフトボールくらいでしょうか! 俵型をイメージしていましたが、『グリルマルヨシ』では、ボールのような膨らみですね。上からカレーソースとデミグラスソースが半分ずつかかっていて、見た目の芸術点も高めです。
シェフが当時、『神戸オリエンタルホテル』で修業を積んでいた際に、フランスの郷土料理「シューファルシ(キャベツの肉詰め料理)」からヒントを得て作ったのが始まりなのだそうです。大阪旅行に来たら、ぜひ立ち寄りたい名店です。
●SHOP INFO
店名:グリルマルヨシ
住:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目6-1ヴィアあべのウォーク130
営:月~金曜11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:30)
土・日・祝 日11:00~15:30(L.O.15:00)、16:30~22:00(L.O.21:30
休:火曜(但し、祝日・お彼岸・お盆期間は営業)
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【洋食】明治から続く懐かしの味『自由軒』の「名物カレー」
『自由軒』
メディアなどの「大阪グルメ特集」の常連に君臨するのが、『自由軒』です。明治43(1910)年創業、110年以上の歴史のある老舗洋食店です。
「名物カレー」800円
カレーをご飯に混ぜた状態で提供される「名物カレー」は、小説家・織田作之助の著作『夫婦善哉(めおとぜんざい)』でも登場する、名実ともに“名物”な一皿。カレーに生卵、カレーにソースの組み合わせは、今では定番のトッピングの一つですが、その当時は非常に珍しく、『自由軒』がオリジナルだと言われています。
まずは卵を混ぜずに、途中から混ぜて、次にソースを加えて。シンプルな構成なので、食べ方次第で自分好みに昇華できる奥深き一品です。100年もの歴史を重ねた味、ぜひ体験してみてください。
●SHOP INFO
店名:自由軒 難波本店
住:大阪府大阪市中央区難波3-1-34
TEL:06-6631-5564
営:11:30~21:00(L.O.)
休:月曜
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【洋食】関西の人気洋食の本店『北極軒』の「チキンライスセット」
道頓堀から歩いて数分の場所にある洋食店『北極軒』は、関西を中心に展開している『北極星』の本店です。本店は、割烹料理が出てきそうな格式を感じる日本家屋で、中庭が見えるお座敷もあります。
おすすめは「チキンオムライス」にエビフライとおみそ汁をセット。さまざまなセットが楽しめる
そんな素敵空間でいただくのが、オムライス! 薄焼き玉子でチキンライスをくるんだ基本に忠実なスタイルです。最近はトロトロ系が流行っていますので、このタイプのオムライスを見ると子どもの頃を思い出して胸がときめきますね。
昔懐かしいタイプのしっとりとした上品な食感。プリっと存在感のあるチキンで、食べ応えもバツグンです。添えられたガリがこれまた良い仕事をしてくれて、さっぱりとお口直しもできますよ。
●SHOP INFO
店名:北極星 心斎橋本店
住:大阪府大阪市中央区西心斎橋2-7-27
TEL:06-6211-7829
営:12月31日、1月1日
休:月~金11:30~22:00(L.O.21:30)、土日祝11:00~22:00(L.O.21:30)
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名物の透明なシチュー、大阪B級グルメにも注目!
五臓六腑にしみわたる『あづま食堂』の「シチューうどん」
『あづま食堂』外観
“透明”なシチューが名物の『あづま食堂』は、コテコテの大阪グルメを何周かした人におすすめしたい一品です。
「シチューうどん」550円
シチューでありながら、うどんという要素も含まれ、いささか混乱するメニューでもあります。そもそもシチューが透明だなんて! と驚くことでしょう。
塩をベースに肉や野菜から出汁がしみ出ていて、塩味の“ポトフ”という感じ。そこにうどんがつるりと胃袋に優しくて、地味深い味わいが五臓六腑に染み渡ります。
●SHOP INFO
店名:あづま食堂
住:大阪府大阪市浪速区恵美須東2丁目5-7
TEL:06-6631-4248
営:09:00~15:00
休:水曜
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キムチ×玉子サラダがベストマッチな『ロックヴィラ』の「キムチサンド」
『珈琲館 ロックヴィラ』
関西屈指のコリアタウン・鶴橋にある純喫茶『珈琲館 ロックヴィラ』。1979年創業の老舗喫茶で常連から観光客までこぞって親しまれているのが、「キムチサンド」です。
「キムチサンド」
軽くトーストされた薄切り食パンに、端っこまでパンパンと具が挟まったわんぱくスタイル。あまりのボリュームに、半分はお持ち帰りという人も少なくないそうです。
具は白菜キムチをメインに、マヨネーズであえた玉子サラダ、きゅうり、ハムです。ほとんどの人が初めての味覚体験だと思いますが、絶妙な相性でとても良く合います。韓国から取り寄せているキムチはニンニクが控えめで、酸味も穏やか。例えるならハンバーガーのピクルスのような役割です。玉子サラダがコクとまろやかさも相まって、やみつきになります。
●SHOP INFO
店名:珈琲館 ロックヴィラ
住:大阪府大阪市東成区東小橋3-17-23
TEL:06-6975-0315
営:8:00~17:30(L.O.17:00)
休:水曜、第3火曜
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関西の炊き込みご飯は一味違う! 『大黒や』の「かやく御飯」
『大黒や』
観光客で賑わう道頓堀のほど近く、明治35年創業の老舗定食『大黒や』があります。華やかだったエリアから道一本入るだけで、こんな渋い店に出会えるのか、と心も踊ります。店内はランチを過ぎても大人気。みなさんのお目当ては「かやく御飯」で、お弁当にしてもらってテイクアウトもできます。
「かやく御飯 おかず付き」1400円
かやく御飯は「加薬」と書き、薬味や具材入りのご飯ということ。一般的に言われる炊き込みご飯を指しますが、『大黒や』の「かやく御飯」は具材がかなり小さめで、米粒ひとつずつと絡むような美味しさです。コンニャク、油揚げ、ゴボウが細かく入っていて、シンプルながら出汁のきいた味わいです。
●SHOP INFO
店名:大黒(だいこく)
住:大阪府大阪市中央区道頓堀2-2-7
TEL:06-6211-1101
営:11:30~14:30(L.O.14:00)
休:日・月・祝日
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口の中でふわっと溶ける『一富士食堂』の「だし巻き定食」
関西の人は「だし巻き」が大好き。関東ではお弁当の脇役や居酒屋のおつまみ的なポジションですが、関西では一本まるごと定食のメインおかずに君臨することも珍しくありません。絶品の「だし巻き」を食べられる店が、『一富士食堂』です。
「だし巻き定食」730円、出し巻き単品400円
通称「たま定」と呼ばれる「だし巻き定食」は、まるで絹ごし豆腐のようにふわふわ、口の中に入れると出汁がじゅわっと溢れ、溶けていきます。卵3個分が使われていてボリューム満点ですが、うす味ながら出汁と塩気のきいた「だし巻き」、不思議なことにするすると胃袋に入っていきます。そして、ご飯とも相性バツグン。お新香も良い箸休めになり、定食としてのバランスも完璧です。
●SHOP INFO
店名:一富士食堂
住:大阪府大阪市北区天満2-13-16
営:11:00(土曜は11:30~)~14:30、17:00~19:30(土曜は~18:30)
休:水・日・祝日
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関西出身のフードライターが“大阪一”と太鼓判『たこ焼き うまい家』の「たこ焼き」
やっぱり大阪と言えば、粉ものは外せません。本当に数あるたこ焼き店の中から自信をもって取り上げるのが、昭和28年創業の老舗『たこ焼き うまい屋(以下、うまい屋)』の「たこ焼き」です。こちら、『Netflix』のドキュメンタリー番組「ストリート・グルメを求めて: アジア」で紹介されたことで、昨今はインバウンド客にも人気の店です。
たこ焼き
たかがたこ焼き、されどたこ焼き。『うまい屋』のものは、シンプルなたこ焼きだからこそ、焼きの技術、火入れの下限など職人の技が光る一品です。銅の金型に生地を流し込み、具はたこ、天かす、紅生姜。出来立ては熱々、トロトロで、鰹の旨みがしっかりきいているのでソースやマヨネーズなしでもおいしく食べられます。ソースはあくまで味変、と覚えておいて!
●SHOP INFO
店名:たこ焼き うまい屋
住:大阪府大阪市北区浪花町4-21
営:11:30~19:00 ※売り切れ次第終了
休:火曜 ※祝日の場合営業
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どれも大阪の、この店に行かなければ食べられないものばかりです。ぜひ大阪旅グルメの参考にしてみてください。