村尾信尚「自民党はメルトダウンしている」
自民党は塩谷元文科相と世耕前参院幹事長を党規律規約で2番目に重い「離党勧告」の処分とする方向で検討に入った。4月2日の「くにまる食堂(文化放送)」では元NEWS ZEROのキャスター村尾信尚さんが、このニュースについて語った。
邦丸「私の感覚ですが、何を今さらっていう感じがするんですよ。ずいぶん前から騒がれていて、世間からも突っつかれて、不評もいいところでした。やっと離党勧告出すっていうのは相変わらずだなっていう感じがするんですが、村尾さんにはどう映ってますか?」
村尾「邦丸さんと全く同感です。今や自民党はメルトダウンしてますよ」
邦丸「メルトダウン!?」
村尾「もう崩壊してると私は思います。処分する、あるいは政治資金改正というのもいいんですが、私はそれよりも溝は深くて表面的なことをしたくらいでは直らないと思います。抜本的な改革が必要だと思いますが…、実は私、1回選挙に出たことがありまして…」
邦丸「ありました、知事選挙」
村尾「三重県の知事選挙に霞が関を飛び出して出たんですよ。その時、既存の政党の支持を受けると色んなしがらみがついて当選した後、『村尾、あの時に応援したんだからちゃんと面倒見ろよ』ってことになりかねないので、全く既存の政党の支持を受けずにやったんですね。私、貰った退職金が千数百万円あったんですが全部それ選挙につぎ込みました。それで落選したもんですから仕事もゼロ、退職金も全部ゼロというかたちに…」
邦丸「その後やった番組もゼ~ロ~♪」
村尾「その時、私が思ったのは市民が社会を変えようと思って選挙に出るときのハードルの高さ、お金のかかる規模。これは裏金作りに長けた議員か、お父さん、お母さんが国会議員やってる二世議員か、そういう人たちじゃないと事実上、国会に出られないんじゃないかと思いました。事実そういう人が多い中でいくら規則を改正しろと言ってもできないです。抜本的な解決を言うんだったら、もっと普通の皆さん、例えばこの文化放送を聴いてる聴取者の皆さんが気楽に選挙に出られるような仕組みを作っていかないと本当に政界は良くならないと思いますね」