2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で豊臣秀長を演じる仲野太賀の過去出演5作の配役人物を一挙紹介
令和8年(2026年)NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」。
主人公は天下人・豊臣秀吉……の天下獲りを支えた弟・羽柴秀長(はしば ひでなが。豊臣秀長)です。
破天荒な兄に振り回されながら、駆けずり這いずり戦国乱世を生き抜いた苦労人。
兄の夢を叶えるため、まさに生命を削り続ける生涯が、魅力的に描かれることでしょう。
主演は仲野太賀・過去出演5作を振り返る
さて、そんな羽柴秀長を演じるのは仲野太賀。主演こそ初ですが、NHK大河ドラマ自体は過去5作に出演しています。
※カッコ内は本人の年齢
物語の舞台は戦国時代が3作、そして幕末と近現代が1作ずつですね。
今回は仲野太賀が過去に演じた役柄の人物を一挙に紹介。彼がどんな人物を演じてきたのか踏まえておくことで、大河ドラマ「豊臣兄弟!」をより深く楽しめるかも知れませんね。
上杉龍若丸(うえすぎ たつわかまる)とは?
上杉龍若丸(イメージ)
(1542年)生?〜天文21年(1552年)没
関東管領・上杉憲政の嫡男。天文21年(1552年)に父が北条氏康に敗れ、長尾景虎を頼って逃亡しました。
龍若丸は御嶽城に保護されていたところ、重臣の妻鹿田新助に裏切られて北条方へ引き渡され、小田原で処刑されてしまいます。
一説には脱走して伊豆国まで逃げ延びたものの、追い詰められて自刃したとの言い伝えもあるそうです。享年11歳(諸説あり)。
直江景明(なおえ かげあき)とは?
景明の父・直江兼続(画像:Wikipedia)
慶長3年(1598年)生〜慶長20年(1615年)7月12日没
直江兼続の嫡男。幼名は竹松丸、元服して通称は平八。主君・上杉景勝から偏諱を賜り、景明と改名しました。
生来病弱で両眼を患っていたと言いますが、慶長19年(1614年)に起きた大坂冬の陣では武功を立てます。
徳川秀忠より感状を授かるも、翌年病死してしまったのでした。享年18歳(諸説あり)。
豊臣秀頼(とよとみ ひでより)とは?
豊臣秀頼(画像:Wikipedia)
文禄2年(1593年)8月3日生〜慶長20年(1615年)5月8日没
今さら説明が必要ですか?というくらいの有名人ですよね。天下人・豊臣秀吉の嫡男で、豊臣秀長の甥に当たります。
秀吉亡き後、母の茶々(淀君)と共に五大老の一人・徳川家康と対峙。ジワジワと権力を奪われた挙げ句、家臣たちにも見限られ、滅ぼされてしまいました。享年23歳。
徳冨蘆花(とくとみ ろか)とは?
徳冨蘆花(画像:Wikipedia)
明治元年(1868年)12月8日生〜昭和2年(1927年)9月18日没
本名は徳富健次郎、ちなみに徳「冨」蘆花と徳「富」健次郎は誤字ではなく、蘆花のペンネームを名乗る時はワ冠の冨、本名はウ冠の富だったそうです。
兄は思想家でジャーナリストの徳富蘇峰(そほう)。自身は小説家として『不如帰(ほととぎす)』や『自然と人生』など、多くの作品を残しました。
小松勝(こまつ まさる)とは?
おそらく大河ドラマ「いだてん」の創作人物。
主人公の金栗四三(かなくり しそう)と共にオリンピック出場を夢見ながら前途を絶たれ、学徒出陣で満州へ。
敗戦後に混乱の中、ソ連兵に射殺されたということです。
終わりに
以上、仲野太賀が大河ドラマで演じてきた5名をざっくり紹介してきました。
徳冨蘆花を除いてはみんな若くして亡くなっており、不幸なキャラが多いようです。
豊臣秀長は苦労してきたとは言え、兄の天下一統を見届けることは出来ていますし、間違いなく成功した部類に入るでしょう。
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、永年の苦労が報われるような、スカッとする好演に期待します!
トップ画像: NHK公式サイトより