[3.13 ルヴァン杯1回戦 松本 3-3(PK4-3) 山口 サンアル]

 ルヴァンカップ1stラウンド1回戦が13日に行われ、ホームにレノファ山口FC(J2)を迎えた松本山雅FC(J3)は3-3で突入したPK戦の末、2回戦進出を果たした。

 先制したのは松本。前半23分、DF藤谷壮のパスを受けたMF住田将がペナルティエリア右から左足で低いシュートを放つと、敵味方をすり抜けてゴール左に決まった。

 しかし、後半24分に山口が追い付く。MF加藤潤也が立て続けに打ったシュートが左ポスト、GK大内一生に阻まれ、最後はFW山本駿亮がこぼれ球を左足で蹴り込んだ。

 その後はスコアが動かず、1-1で後半終了。松本は延長前半4分、左CKの流れからMF山本康裕のクロスをDF野々村鷹人が頭で押し込み、2-1と勝ち越す。同12分には左サイドの山本のFKから、野々村が再びヘディングシュート。これがネットを揺らし、リードを広げた。

 だが、試合はこのままでは終わらない。山口は延長前半14分、左サイドのDF沼田圭悟からのアーリークロスをMF末永透瑛が右足で流し込み、1点差に迫る。延長後半15分にはパワープレーからFWシルビオ・ジュニオールが左足で決め、3-3でPK戦にもつれ込んだ。

 土壇場で追い付かれる形でPK戦に臨んだ松本だったが、PK4-3で勝利。激闘を制して2回戦に駒を進めた。