倹約家FPがおすすめ!食費を節約したい時に選ぶべき「主食」とは

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節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。

食費節約に自炊は欠かせません。食品は以前のような値上げラッシュは比較的落ち着いてきていますが、とはいえ値上げ傾向には変わりなく、今後もその傾向は続くでしょう。

食費の節約には、年間を通して価格が安定している米を中心にして、旬の野菜、鶏胸肉、豚こま肉といった節約お肉、豆腐や厚揚げなどの大豆製品、鶏卵などできるだけ加工がされていない材料を選んで最後まで無駄なく食べきることを意識することが節約のポイントと言えるでしょう。

ご飯があれば、おにぎりといった小腹満たしがすぐにできて、おにぎりも中身の具を変えたり、焼きおにぎりにとバリエーションも豊富です。また、チャーハン、オムライス、ドリアなど、ご飯の味付けや調理方法を変えることで、メインの一品にすることもできます。食費節約のカギは米であることは間違いありません。


パンやパスタは食費節約には向かない?


値上げされている食品に共通するのが、原材料等が輸入されているものや、製造工程が多く、揚げたり、焼いたりといった加工食品や包装資材がより多く使われているものです。つまり、パンやパスタでも、菓子パンではなく食パン、冷凍パスタではなく、乾麺のパスタを選ぶことで食材費を抑えながらも、食卓のバリエーションをさらに広げることができるでしょう。

食パンをおすすめする理由



食パンは高級なものでなければ、1斤あたり100〜200円ほどで購入できます。地域によって好まれる厚さは違いますが、関東では6枚切り、8枚切りが一般的です。我が家は1斤88円の食パンの8枚切りを購入しており、1枚あたり約11円。冷蔵庫にあるものを挟めば、サンドイッチが簡単に作れます。ホットサンドにすれば、耳まで食べやすくなり具材をたっぷりはさんでボリュームも出すことができます。

他にもシュガートーストやフレンチトースト、ピザトーストなどにすれば、おやつにもなります。食パン1斤=菓子パンの値段で比較すると、断然食パンの方がお得です。パンは食パンにして、かさましやバリエーションを増やすことで、食費節約に助けになります。

パスタは乾麺をおすすめする理由


為替の影響などで値上げがされてはいるものの、業務スーパーではイタリア産のパスタが500g120円程度で購入できます。1人前あたりの乾麺の量が100gなので、1食あたり24円と食パン同様コスパのよい主食です。パスタも味付けのバリエーションは豊富ですので、手軽に外食気分を味合うにはぴったりな主食と言えるでしょう。

値上げが続くカップラーメン1つの値段で乾麺が買えると思えばコスパが高いと言えるでしょう。パスタのソースは、和風ベースや牛乳ベース、オイルベースにして冷凍野菜等を加えることでコストを抑えることができます。

節約になる主食を組み合わせて、バリエーションを増やすことで単調になりにくく、節約感もなくなりますね。

丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
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