めじろ台エリアの懐かしい姿【駅ぶら】06京王電鉄232 高尾線22
※2023年10月撮影
トップ画像は「めじろ台駅」北にある「万葉公園」西側の入口。
京王電鉄が1960年代に「めじろ台団地」として丘陵地帯をなだらかにならして宅地化する以前、散田山と言われた頃の懐かしい姿が保存されています。
※2023年10月撮影
八王子市のホームページに公園が紹介されています。
丘陵に登ってゆきます。
※2023年10月撮影
結構な登り。「百草園」以来、多摩丘陵の登り降りで筆者は坂にや階段にはすっかり慣れっこです。・・・と言っても楽々ではありません。(笑)
※2023年10月撮影
山城跡の様な一角に出ました。
※2023年10月撮影
左奥に階段があります。
※2023年10月撮影
これもまたなかなかの登りです。
※2023年10月撮影
開けた場所に出ました。小さな広場に野外卓が置かれています。
※2023年10月撮影
右が、今登ってきた階段。奥に「万葉歌碑」がありました。町村合併で失われる「南多摩郡横山村」の名を惜しんで有志が建立したものです。(歌碑の裏に刻まれています)
※2023年10月撮影
「赤駒を山野に放し捕りかにて多摩の横山かしゆかやらむ」万葉集第二十巻にある武蔵野の防人の妻、宇遅部黒女(うじべのくろめ)が夫を思う心情をこめた歌が刻まれています。
※2023年10月撮影
歌の意は、「赤駒(馬)が山野に逃げて捕まえることができない そのために夫は多摩の横山を歩いて越えなければならない」です。(歌の解釈には諸説あります)今から1200年も昔に妻が出征する夫の苦労を気遣った歌です。
広場の北側にゆくと奥に鳥居がありました。
※2023年10月撮影
次回は、鳥居の神社に行ってみます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和〜平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)