F1参戦を目指すアンドレッティ・グローバルのマリオ・アンドレッティ氏(2022年10月23日撮影、資料写真)。(c)Patrick T. FALLON / AFP

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【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の商業権を保有する関連会社フォーミュラワン・マネジメント(FOM)は31日、米モータースポーツのアンドレッティ・グローバル(Andretti Global)の2025年または26年からのF1参戦申請を認めないと発表した。

 1978年に選手権を制覇したマリオ・アンドレッティ(Mario Andretti)氏とマクラーレン(McLaren)のドライバーだった息子のマイケル・アンドレッティ(Michael Andretti)氏が率いるアンドレッティ・グローバルは、25年以降に11番目のチームとしてのF1参戦を目指していた。

 しかしF1側は声明で、「評価プロセスの中で、11番目のチームの存在自体が選手権に価値をもたらさないことが立証された。新規参入者が価値をもたらす最も重要な方法は競争力を持つことであり、当方は申請者が競争力ある参戦者になるとは考えていない」と述べた。

 1968年から82年にかけてF1に参戦し通算12勝を挙げているマリオ氏は「打ちのめされている。打ちのめされていると言うほかに言葉が見つからないから、これ以上は何も言えない」と語っている。

 しかしながら、アンドレッティのパートナーで、キャデラック(Cadillac)ブランドを通じてチームを支援している米国自動車大手ゼネラル・モーターズ(General Motors)が独自のパワーユニット(PU)を生産する計画を立てており、28年からF1に参入するという可能性は残されている。

【翻訳編集】AFPBB News

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