インドネシアはベトナムに1-0で勝利【写真:ロイター】

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インドネシアはベトナムに1-0で勝利

 インドネシア代表は1月19日、アジアカップのグループリーグ第2戦でベトナムに1-0で勝利し、大会17年ぶりの白星を掴んだ。

 チームを率いる韓国人監督の手腕に注目が集まっている。

 グループDのインドネシアは、1月15日に行われたグループリーグ第1戦のイラク戦に1-3で敗戦。なんとしても勝利を掴みたいなか、ベトナム戦の前半42分に敵陣ペナルティーエリア内でFWファエル・ストルックが倒されてPKを獲得。これをキャプテンのMFアスナウィ・マンクアラムが決めて先制すると、この1点を守り切って勝利した。

 FIFAランキング146位のインドネシアに対し、ベトナムは94位。自分たちよりも上位の相手に、アジアカップでは2007年大会以来の勝利を手にし、韓国紙「スポーツ韓国」は「シン・テヨン・マジック。インドネシア、ベトナムを1-0で破って17年ぶりにアジアカップ勝利」と見出しを打ち、チームを率いる元韓国代表MFシン・テヨン氏の手腕を称えた。

 韓国のサッカー雑誌「ベストイレブン」によれば、シン・テヨン監督は試合後、「我々も、ベトナムも、ともに最善を尽くした。今日は我々に幸運が転がり込んで勝利することができ、選手とファンに感謝している」とコメント。「自国リーグが強くなってこそ、代表チームがさらに強くなれる」と、インドネシアが今後さらに成長していく鍵についても触れた。

 グループDは2連勝のイラク(勝ち点6)が決勝トーナメント進出を決め、2位に1勝1敗の日本(勝ち点3/得失点差+1)、3位に同じく1勝1分のインドネシア(勝ち点3/得失点差-1)と続く。テン・テヨン監督率いるインドネシアは1月24日のグループリーグ第3戦で日本と対戦予定で、決勝トーナメントへの切符を懸けて森保ジャパンの前に立ちはだかることになる。(FOOTBALL ZONE編集部)