エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:ロイター】

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3年連続受賞は5年連続のオルティス以来2人目、3度受賞は4人目

 メジャーリーグ機構(MLB)は11月30日(日本時間1日)、エンゼルスでプレーした大谷翔平投手が年間で最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」に3年連続で選出されたと発表した。同賞の3年連続受賞は2003年から2007年まで5年連続受賞したデビッド・オルティス(レッドソックス)以来16年ぶり2人目だ。

 大谷は今季44本塁打を放って日本選手初の本塁打王を獲得した。リーグ4位の打率.304、95打点、20盗塁。OPS1.066は両リーグトップだった。同賞を3度以上獲得したのは3度のハル・マクレー(ロイヤルズ)、5度のエドガー・マルティネス(マリナーズ)、8度のオルティスに次いで4人目だ。

 1973年から表彰が始まった同賞は、指名打者で年間100打数以上の選手が対象。報道関係者や各球団広報の投票で決まる。2位はブレーブスのマルセル・オズナ外野手で、その他にアストロズのヨルダン・アルバレス外野手、フィリーズのブライス・ハーパー外野手、ドジャースのJD・マルティネス外野手が票を獲得した。

 今季はメジャー史上初となる2度目の満票でア・リーグMVPを受賞した。本塁打王を獲得し、打撃のベストナインに相当するシルバー・スラッガー賞(アDH部門)を2年ぶりに獲得。エンゼルスの最優秀選手、ベースボール・アメリカ誌の年間最優秀選手、選手間投票で選ばれるア・リーグ最優秀野手に選ばれ、プロ野球の発展に大きく貢献した野球人に贈られる正力松太郎賞の特別賞も受賞した。今オフは“8冠”となった。(Full-Count編集部)