【横浜ヒストリックカーデイ】デカくてレトロなアメ車に出会った!
今年で12回目を迎えた「横浜ヒストリックカーデイ」の会場では、日本ではめったにお目にかかれない古き良きアメリカのクルマを何台も見ることができた。昔の映画に出てきそうなデカくてレトロなモデルや、フォードにしては普通すぎる(?)セダン、教科書で読んだ「T型フォード」など、珍しいアメ車にたくさん出会ったのでご紹介したい。
アメリカのヒストリックカーを堪能しよう!
○個性爆発! アメ車の魅力
「横浜ヒストリックカーデイ」の会場となった横浜赤レンガ倉庫前広場にはレアなクルマが大集結。人気の観光地だけに、同イベントについて知らずに来場した人も多かったはずだが、クラシックカーの独特な見た目やただならぬオーラに思わず足をとめてしまう人もたくさんいたようだ。
横浜ヒストリックカーデイの様子。赤レンガ倉庫の最初の棟が竣工したのは1911年のこと。歴史的建造物にヒストリックカーという取り合わせが見事だ
会場には多種多様なクラシックカーが所せましと並んでいたが、今回はアメ車に注目して展示車両を取り上げていきたい。
まずは、ザ・アメ車といった感じのビュイック「ロードマスター」(Roadmaster)だ。
ビュイック「ロードマスター」
このクルマ、会場で配布されていたパンフレットによると「1954年式」だというから驚きだ。オーナーのコメントには「エンジンはオリジナル、メッキ類をコツコツ新しくしています」とあった。70年前に作ったエンジンが稼働しているというのはスゴすぎる。
ビュイックは日本であまりなじみがないが、ゼネラルモーターズ(GM)が展開する乗用車ブランドのひとつだ
クルマの内装といったら黒、グレー、せいぜいベージュというのが現代人の感覚。このベンチシートの色といったら!
次はシボレー「マリブ コンバーチブル」(Malibu Convertible)。パンフレットには1966年式とある。
シボレー「マリブ コンバーチブル」
オーナーさんのコメントは「内外装ともに純正色、エンジンサイズは305chi、ミッションは3速です」とのこと。アメリカ西海岸あたりの景色の中であれば、これくらいド派手な色のクルマが走っていてもかえって絵になってしまいそうだから不思議だ。それにしても、こんなに大きなクルマなのにたった3速のミッションで大丈夫なのだろうか……?
ハンドルまでこの色。これって何色?
次の1台はシボレー「エルカミーノ」(El Camino)。こちらは1970年式だ。
シボレー「エルカミーノ」
エルカミーノといえば、映画『ボディガード』でケビン・コスナーが乗っているのを見て憧れた明石家さんま師匠が購入したという話を聞いたことがある。後ろに回ってみると、荷台がついていてびっくり。これもピックアップトラックと呼ぶのだろうか……。オーナーさんのコメントによると、この個体はV型8気筒エンジンを積む3代目モデルだという。
前から見ると、リアに荷台が付いているクルマには見えなかったのだが…
今度は1969年式のシボレー「カマロ RS-SS コンバーチブル」(Camaro RS-SS Convertible)。
シボレー「カマロ RS-SS コンバーチブル」
「69年のファーストゼネレーションのコンバーチブル、とても稀少です」というのがオーナーさんのコメント。こういうクルマでダイナーに乗りつけて、ガラスのポットで出てくる薄いコーヒーを飲んでみたい。
オートマ車のようだが、シフトレバーが工場とかにあるブレーカーみたいだ
今度はフォードの「フェアレーン500」(Fairlane)。銀色でつぶつぶがたくさん入ったグリルがとてもシブい。オーナーさん曰く「テールフィンが残る最後の年式、63年式は非常に稀少です」とのこと。
フォードの「フェアレーン500」
同じフォードでこんなクルマも見つけた。
フォードのセダン。このクルマは?
こちらは「エスコート」(Escort)の「マーク1」(Mk-1)というクルマ。フォードといえば「マスタング」やピックアップトラック、巨大なSUVといったイメージがあったのだが、エスコートのように、いい意味で普通っぽいセダンも作っていたとは知らなかった。リアにかけて上に跳ね上がるウィンドウ下のラインがカッコいい。
「エスコート」はフォードが欧州向けに作っていた大衆向け小型車だったそうだ
最後は教科書でもおなじみの「T型フォード」(Model T)だ。ほぼ100年前の1926年式!
T型フォードといえば、大量生産による価格低減により中産階級への自動車の普及を促進し、のちに自動車大国となるアメリカのモータリゼーションに先鞭をつけた歴史的な1台…で合ってましたよね?
オーナーさんのコメントには「珍しいカナダ産」の文字が。T型フォードが大量に売れたことは教科書で読んで知っていたが、カナダにまで生産拠点が広がっていたとは知らなかった。
アメリカのヒストリックカーを堪能しよう!
○個性爆発! アメ車の魅力
横浜ヒストリックカーデイの様子。赤レンガ倉庫の最初の棟が竣工したのは1911年のこと。歴史的建造物にヒストリックカーという取り合わせが見事だ
会場には多種多様なクラシックカーが所せましと並んでいたが、今回はアメ車に注目して展示車両を取り上げていきたい。
まずは、ザ・アメ車といった感じのビュイック「ロードマスター」(Roadmaster)だ。
ビュイック「ロードマスター」
このクルマ、会場で配布されていたパンフレットによると「1954年式」だというから驚きだ。オーナーのコメントには「エンジンはオリジナル、メッキ類をコツコツ新しくしています」とあった。70年前に作ったエンジンが稼働しているというのはスゴすぎる。
ビュイックは日本であまりなじみがないが、ゼネラルモーターズ(GM)が展開する乗用車ブランドのひとつだ
クルマの内装といったら黒、グレー、せいぜいベージュというのが現代人の感覚。このベンチシートの色といったら!
次はシボレー「マリブ コンバーチブル」(Malibu Convertible)。パンフレットには1966年式とある。
シボレー「マリブ コンバーチブル」
オーナーさんのコメントは「内外装ともに純正色、エンジンサイズは305chi、ミッションは3速です」とのこと。アメリカ西海岸あたりの景色の中であれば、これくらいド派手な色のクルマが走っていてもかえって絵になってしまいそうだから不思議だ。それにしても、こんなに大きなクルマなのにたった3速のミッションで大丈夫なのだろうか……?
ハンドルまでこの色。これって何色?
次の1台はシボレー「エルカミーノ」(El Camino)。こちらは1970年式だ。
シボレー「エルカミーノ」
エルカミーノといえば、映画『ボディガード』でケビン・コスナーが乗っているのを見て憧れた明石家さんま師匠が購入したという話を聞いたことがある。後ろに回ってみると、荷台がついていてびっくり。これもピックアップトラックと呼ぶのだろうか……。オーナーさんのコメントによると、この個体はV型8気筒エンジンを積む3代目モデルだという。
前から見ると、リアに荷台が付いているクルマには見えなかったのだが…
今度は1969年式のシボレー「カマロ RS-SS コンバーチブル」(Camaro RS-SS Convertible)。
シボレー「カマロ RS-SS コンバーチブル」
「69年のファーストゼネレーションのコンバーチブル、とても稀少です」というのがオーナーさんのコメント。こういうクルマでダイナーに乗りつけて、ガラスのポットで出てくる薄いコーヒーを飲んでみたい。
オートマ車のようだが、シフトレバーが工場とかにあるブレーカーみたいだ
今度はフォードの「フェアレーン500」(Fairlane)。銀色でつぶつぶがたくさん入ったグリルがとてもシブい。オーナーさん曰く「テールフィンが残る最後の年式、63年式は非常に稀少です」とのこと。
フォードの「フェアレーン500」
同じフォードでこんなクルマも見つけた。
フォードのセダン。このクルマは?
こちらは「エスコート」(Escort)の「マーク1」(Mk-1)というクルマ。フォードといえば「マスタング」やピックアップトラック、巨大なSUVといったイメージがあったのだが、エスコートのように、いい意味で普通っぽいセダンも作っていたとは知らなかった。リアにかけて上に跳ね上がるウィンドウ下のラインがカッコいい。
「エスコート」はフォードが欧州向けに作っていた大衆向け小型車だったそうだ
最後は教科書でもおなじみの「T型フォード」(Model T)だ。ほぼ100年前の1926年式!
T型フォードといえば、大量生産による価格低減により中産階級への自動車の普及を促進し、のちに自動車大国となるアメリカのモータリゼーションに先鞭をつけた歴史的な1台…で合ってましたよね?
オーナーさんのコメントには「珍しいカナダ産」の文字が。T型フォードが大量に売れたことは教科書で読んで知っていたが、カナダにまで生産拠点が広がっていたとは知らなかった。