吉田麻也が見た、アメリカ社会の闇 「シアトルは本当にホームレスの方が多くて。道で寝ている人とか、さまよっている人が…」
欧州でプレーを続けていた吉田麻也は、MLSのLAギャラクシーに新天地を求めた。
TOKYOFMをキーステーションに放送中の「吉田麻也のチャレンジ&カバー」でこんな話をしていた。
「MLSには人工芝のピッチが何個かあるらしいです。
そのひとつがシアトルなんですけど。さっきも話したようにシアトルは本当にやりづらかったね。
あれでよくサッカーやってるなって。ホームだったら毎週あそこでやんなきゃいけないので。
しかもアメフト(チーム)も同時に使っているから、芝生が結構くたってるんですよ。
だから、反発がすごくて。後半の途中からメチャクチャ腰が痛くなってきて。
僕だけかなと思ったら、若い選手も痛いって言ってたから、ここでは長くやるもんじゃないなと正直思いましたね。
それくらい結構しんどくて。でも、アメリカは本当にアメフトがすごいんですよ。だから、アメフトありきなんだなと。
ただ、シアトルの街は非常にいい街でしたね。キレイでした。ここは住みやすいだろうなぁと、港町でキレイで。
ただ…」
「これアメリカの光と影なんですけど。
シアトルは本当にホームレスの方が多くて。
道で寝ている人とか、さまよっているような人がものすごい多いんですよね。
アメリカって素敵なところも沢山なんだけど、そういう闇も沢山抱えている国だなっていうのは感じますね。
ちなみに、シアトルではスタバ(スターバックス)1号店に行ってきました」
アメリカンフットボールが人気のアメリカでは、NFLとMLSチームがスタジアムを共有しているケースがある。
シアトル・サウンダース(MLS)とシアトル・シーホークス(NFL)やアトランタ・ユナイテッド(MLS)とアトランタ・ファルコンズ(NFL)もそうだ(アトランタの場合は両チームのオーナーが同じ)。
欧州では人工芝のサッカー場はそれほど多くないが、MLSにはいくつか存在する。ただ、NFLの今季開幕戦で39歳のQBアーロン・ロジャースがアキレス腱を断裂した際には、アメフト選手からも人工芝に対する反発が起きた。
なお、MLBシアトル・マリナーズもあるシアトルは北西部最大の都市で9月時点の失業率は3.4%(人口は73万人ほど)。
1万人以上いるとされるホームレスの問題は危機的状況にあり、その理由は住宅費にあるとか。住宅費がはるかに安い他の地域に比べて、ホームレス率が5倍になっているという。