フランクフルト本拠地に海外注目【写真:Getty Images】

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NFLがフランクフルト本拠地に脚光

 ドイツ1部フランクフルトは現地時間11月12日、ブンデスリーガ第11節でブレーメンと対戦し、2-2で引き分けた。

 アウェーで勝ち点「3」の獲得を逃した一方、同日にクラブ本拠地ではナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の試合が開催。その試合会場に海外から熱視線が注がれている。

 フランクフルトはこの試合、後半5分までに2点のリードを許す厳しい展開を迎える。しかし、同20分から反撃。MFエルイェス・スキリが右足の豪快ミドルと沈めると、その10分後には左サイドのFKから最後はDFフルボイェ・スモルチッチが頭で押し込み試合を振り出しに戻した。その後はブレーメンに決定機を許すもなんとかしのぎ切り、敵地での勝ち点「1」を手にしている。

 そんななか、フランクフルトの本拠地「ヴァルトシュタディオン」では同日にNFLのペイトリオッツ対コルツが開催。レギュラーシーズンのインターナショナルゲームとして、前週には同地でチーフス対ドルフィンズの試合も行われていた。その試合会場にNFL公式X(旧ツイッター)も注目。11月12日に1本の動画を投稿した。

 収められていたのは、可動式の屋根が中央に向かって折りたたまれピッチ上空に吊り下げられたスコアボード内に格納される様子。早送りの動画とはいえ、オープンルーフを素早く効率的に実現させるその技術は圧巻だ。

 この動画が公開されると、瞬く間に大きな話題に。1日で再生回数が363万に上ったほか、コメント欄には「ドイツの技術者は最高」「これをアメリカにも導入できないか?」「最高にクールなテクノロジー」「ワオ、すげえ!」「素晴らしい建築技術」「なんてスタジアムだ」など、称賛や驚愕の声が続々と寄せられている。

 なでしこジャパンがFIFA女子ワールドカップ優勝を成し遂げた地としても有名なヴァルトシュタディオン。そこに込められた高度な建築技術は、競技の枠を越えファンに大きな驚きを与えているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)