10月29日、『サンデーモーニング』(TBS系)でMCを務める関口宏が、またも、ひんしゅくを買うような発言をしてしまったようだ。

 この日の番組では、25日に開幕したNBAについて特集され、レイカーズ・八村塁とサンズ・渡邊雄太がぶつかった“日本人対決”が取り上げられた。関口は、「アメリカじゃ、(バスケの)人気がすごいんでしょ。失礼かもしれないけど、野球よりも人気があるってことですか?」と質問。野球解説者の工藤公康氏は「すごいです。ほとんどスタジアム埋まっちゃいますから。1万人ちょっと入るところもあるんですけど」と熱弁を振るっている。

 10月20日、2024年3月末での番組勇退を発表した関口だが、気合いを入れ直すわけでもなく、通常運転ぶりを見せつけている。米国では、日本ほど野球に人気が集中していないことはよく知られているうえ、野球解説者に「野球より人気ある?」と聞いてしまう無神経さに、SNSでは厳しい声が多く寄せられた。

《野球スーパースター大谷翔平さんの試合でさえ毎度映される度にガラガラなの見れば普通はとっくにそれに気が付くはずだろ?》

《年度末を待たずとも…どうぞ勇退くださいまし。世の中の変化に呼応できぬ情報番組のMCってAIで十分。》

《既にMLBはNFL、NBAに大きく水をあけられ、MLSにも動員で負ける試合も珍しくないくらいには凋落しているのだがどれだけ時代遅れなのか。》

《米国で人気のスポーツは1位アメフト、2位バスケで、3位が野球って事は常識、これを知らないのが良く情報報道番組のMCをやってるな。》

 関口に関しては、これまでにもたびたび“不勉強”発言を指摘する声があがっていた。2022年5月の放送では、スポーツコーナーで、シカゴ・カブスに所属する鈴木誠也選手について、野球評論家の達川光男氏がエンゼルスのマイク・トラウト選手の名前を出し「あの選手の真似だけはやめてほしいですね」と話すと、関口は「どういうことですか?」と不思議そうな顔。

 達川氏は、鈴木とトラウトでは打法が違うとして「マイク・トラウトの真似をしなかったら打てるようになります」と解説したが、関口は「マイク・トラウトって何ですか?」と、なおも質問を続け、チグハグな印象を残してしまった。

 1月15日の放送では、WBCの日本代表「侍ジャパン」に抜擢された米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー選手について「よく存じ上げない」「この成績でどうして侍ジャパンに選ばれたのかな」と発言。《スポーツに対するリスペクトがない》と何度も物議を醸してきた。

 36年続けてきたMCとして、有終の美を飾ってほしいところだが……。