チェルシー戦で64分までプレーした三笘。(C)Getty images

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 現地9月27日に行なわれたカラバオカップの3回戦で、三笘薫が所属するブライトンは、チェルシーと敵地で対戦。50分にニコラス・ジャクソンに決められたゴールで0−1と敗れ、早々に敗退が決まった。

 3−1で勝利した24日のボーンマス戦で後半から出場し、2ゴールを決めた三笘は左サイドハーフで先発出場。得意の仕掛けでチェルシーをそれなりに苦しめていたものの、1点ビハインドの状態で64分にベンチへ下がった。

 通常であれば考えにくい交代だが、ロベルト・デ・ゼルビ監督は“次の試合”を睨んでいたようだ。ブライトンの地元メディア『The Argus』によれば、この日のスタメンについてこうコメントしている。

「(ファクンド・)ブオナノッテと(カルロス・)バレバは2004年生まれだ。(マフムード・)ダフードとミトマは90分間プレーできなかった。土曜日にバーミンガムで(アストン・ビラ)とのまた違う試合がある」

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 イタリア人指揮官は、過密スケジュールの中での苦しい台所事情に言及したうえで、「現時点では、別の方法で対処しなければならない。我々は適応しなければならず、改善しなければならない」と語っている。

「ブオナノッテやバレバなど若い選手たちは、早く成長しなければならない。なぜなら、サッカーには時間がないからだ」

 そのうえで、「言い訳はしたくない。試合に勝つための正しいスタメンだった。勝つためにここに来たので、この大会が終わってしまい、残念だ」と心中を語っている。

 クラブ史上初めてヨーロッパリーグに参戦している今季のブライトン。新進気鋭の戦術家もやり繰りに頭を悩ませそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部