2試合連続出番なしの鎌田(右)についてサッリ監督(左)が言及した。(C)Getty Images

写真拡大

 現地9月27日に開催されたセリエAの第6節で、鎌田大地が所属するラツィオは、トリノとホームで対戦。56分にマティアス・ベシーノ、75分にマッティア・ザッカーニがネットを揺らし、2−0で快勝を飾っている。

 前節のモンツァ戦(1−1)で、加入後初めて出番なしに終わった鎌田は、ベンチスタートとなったこの日も声が掛からず。2試合連続で欠場となった。

 試合後、ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は、鎌田ではなくペナルティエリア内に入って行けるベシーノを右インサイドハーフで起用した理由について言及した。イタリアメディア『SKY SPORT』が伝えている。

「カマダにもこの特徴があるが、彼はベシーノのようなフィジカルを持ち合わせていない。今日はそれができるミッドフィールダーを見つける試みがあった」

【画像】後半ATに叩き込んだラツィオGKプロベデルの劇的同点弾!
 そして、「カマダはほぼフルタイムでプレーしてきた。前節のモンツァ戦は、膝を打撲していたために欠場した。おそらく(新戦力では)カマダが最もゲームに溶け込んでいるだろう」とコメント。こう続けている。

「特定の試合においては、カマダとルイス・アルベルトのコンビがプレーできるかどうかはまだ分からない。(チャンピオンズリーグ初戦の)アトレティコ・マドリー戦は彼とルイス・アルベルトとで良いプレーをしたが、アンカーはベシーノだった。中盤をサポートするのは簡単ではないが、様子を見てみよう。我々はルイスと(退団したセルゲイ・)ミリンコビッチ=サビッチともそれをやったし、少しずつ彼らともやっていくつもりだ」

 ライバルとなるベシーノは、先制点を決めてアピ―ルに成功した。定位置争いは熾烈を極めそうだ。