「食品ロスを美食に変える」食品ロス削減を目的とした1日限定の野外レストランイベントが広島市で開催
皆さんは「食品ロス」問題をご存じですか？
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに廃棄される食品のこと。日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品が年間約523万トンにも及ぶそうです。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量（2021年で年間約440万トン）の1.2倍に相当します。
そんな中、広島県広島市は、食品ロスの削減を推進するための「広島市食品ロス削減推進条例」 を4月に施行。その推進事業の一環として、食品ロス問題への意識を高めることを目的とした1日限定イベント「FOOD LOSS RESTAURANT HIROSHIMA」が10月1日に開催されます。
フードコーディネーター・烏田いづみさん
このイベントでは、フードコーディネーターの烏田いづみさんが協力し、広島ガス、フレスタ、三島食品などの地元企業とともに、食品ロスを美食に変えるオリジナルコースメニューが提供されます。
開催場所は広島市環境局中工場。参加者は一般応募から選ばれた約30名を招待して、野外レストラン形式で提供されます。また、開発されたレシピはご家庭などでも再現できる料理として、WEBサイトでも公開されるそうです。
本来はごみ焼却施設である中工場で開催することについては、主催のフードロスレストランひろしまプロジェクトによると、「食材が集積するゴミ処理場という場所で、『食品ロス削減』を考えるレストランを開催することで、よりインパクトのある社会メッセージにつながる」という目的があるそうです。
今回、烏田さんが考案したオリジナルコースメニューは以下の計5品となっています。
1.オードブル（2品）
「未利用魚のお好み焼きProduced by ZACO project」
牡蠣の子供を食べてしまうと言われ、廃棄されがちなお魚（クロダイ／チヌ）を使い広島らしさを意識したお好み焼きに仕上げる。
「端っこ野菜と豆腐のカラフル焼き ジェノバソースのせ」
家庭廃棄で多い豆腐は実はとても万能な食材。色々な野菜とフードプロセッサーで細かくし和えるだけで簡単な一品に仕上げる。
2.スープ「鯛のあら＆丸ごとエビ出汁の根菜ともち麦入スープ」
タイのあらとエビの頭を殻ごと使って出汁をとり 、残り野菜ともち麦を加えて家庭でもできる本格的な美味しいスープに仕上げる。
3.メイン「色々お肉の鶏むねロール 彩り野菜添え」
牛肉や豚肉などの残ったお肉にバターと香辛料を加え、フードプロセッサー等で撹拌しパンに塗ったりできるリエットに仕上げる。それを鳥のむね肉にロールし蒸し焼きにしたメニュー。
4.デザート「バナナと米粉のパウンドケーキ 梨のコンポート添え」
家庭廃棄で多いのは果物類。今回はバナナと米粉をつかった焼き菓子とコンポートした梨と合わせたデザートに仕上げる。
※仕入れにより変更になる場合もあり
本来は廃棄をされる未利用魚や端っこ野菜を使ったものなど、まさにフードロス削減を意識した内容に。
考案にあたり烏田さんは、「全てご家庭でも作れるように工夫しています。見た目にもこだわり、少しワクワクしていただくアレンジにししました」と語ります。
また、5品すべてが目玉メニューとのことですが、広島で親しまれているお好み焼きを新しいアプローチでメニュー化した「未利用魚のお好み焼produced by ZACO project」が、特にイチオシだそうです。
烏田さん自身も、ロハスコンシェルジェという資格も取り持続可能な社会の実現を10年以上前から論文に書いたり、大学の授業や講演会などでも伝えていた経緯もあり、今回イベント協力に至ったそう。「今回のイベントを通して食の現状やフードロスの打開策などを知っていただけると幸いです」と、呼びかけています。
食品ロス削減は広島市に限ったことではなく、日本や世界の抱える社会課題。今回のイベントは、このようなイベントが各市町村で開催できるように、意識したプロジェクトになっているそうです。ぜひあなたもこのイベントを通じて、食の現状やフードロス削減を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか？
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに廃棄される食品のこと。日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品が年間約523万トンにも及ぶそうです。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量（2021年で年間約440万トン）の1.2倍に相当します。
そんな中、広島県広島市は、食品ロスの削減を推進するための「広島市食品ロス削減推進条例」 を4月に施行。その推進事業の一環として、食品ロス問題への意識を高めることを目的とした1日限定イベント「FOOD LOSS RESTAURANT HIROSHIMA」が10月1日に開催されます。
フードコーディネーター・烏田いづみさんと地元企業がタッグ
フードコーディネーター・烏田いづみさん
このイベントでは、フードコーディネーターの烏田いづみさんが協力し、広島ガス、フレスタ、三島食品などの地元企業とともに、食品ロスを美食に変えるオリジナルコースメニューが提供されます。
開催場所は広島市環境局中工場。参加者は一般応募から選ばれた約30名を招待して、野外レストラン形式で提供されます。また、開発されたレシピはご家庭などでも再現できる料理として、WEBサイトでも公開されるそうです。
本来はごみ焼却施設である中工場で開催することについては、主催のフードロスレストランひろしまプロジェクトによると、「食材が集積するゴミ処理場という場所で、『食品ロス削減』を考えるレストランを開催することで、よりインパクトのある社会メッセージにつながる」という目的があるそうです。
全てご家庭でも作れるワクワクなメニューを提供
今回、烏田さんが考案したオリジナルコースメニューは以下の計5品となっています。
1.オードブル（2品）
「未利用魚のお好み焼きProduced by ZACO project」
牡蠣の子供を食べてしまうと言われ、廃棄されがちなお魚（クロダイ／チヌ）を使い広島らしさを意識したお好み焼きに仕上げる。
「端っこ野菜と豆腐のカラフル焼き ジェノバソースのせ」
家庭廃棄で多い豆腐は実はとても万能な食材。色々な野菜とフードプロセッサーで細かくし和えるだけで簡単な一品に仕上げる。
2.スープ「鯛のあら＆丸ごとエビ出汁の根菜ともち麦入スープ」
タイのあらとエビの頭を殻ごと使って出汁をとり 、残り野菜ともち麦を加えて家庭でもできる本格的な美味しいスープに仕上げる。
3.メイン「色々お肉の鶏むねロール 彩り野菜添え」
牛肉や豚肉などの残ったお肉にバターと香辛料を加え、フードプロセッサー等で撹拌しパンに塗ったりできるリエットに仕上げる。それを鳥のむね肉にロールし蒸し焼きにしたメニュー。
4.デザート「バナナと米粉のパウンドケーキ 梨のコンポート添え」
家庭廃棄で多いのは果物類。今回はバナナと米粉をつかった焼き菓子とコンポートした梨と合わせたデザートに仕上げる。
※仕入れにより変更になる場合もあり
本来は廃棄をされる未利用魚や端っこ野菜を使ったものなど、まさにフードロス削減を意識した内容に。
考案にあたり烏田さんは、「全てご家庭でも作れるように工夫しています。見た目にもこだわり、少しワクワクしていただくアレンジにししました」と語ります。
また、5品すべてが目玉メニューとのことですが、広島で親しまれているお好み焼きを新しいアプローチでメニュー化した「未利用魚のお好み焼produced by ZACO project」が、特にイチオシだそうです。
烏田さん自身も、ロハスコンシェルジェという資格も取り持続可能な社会の実現を10年以上前から論文に書いたり、大学の授業や講演会などでも伝えていた経緯もあり、今回イベント協力に至ったそう。「今回のイベントを通して食の現状やフードロスの打開策などを知っていただけると幸いです」と、呼びかけています。
食品ロス削減は広島市に限ったことではなく、日本や世界の抱える社会課題。今回のイベントは、このようなイベントが各市町村で開催できるように、意識したプロジェクトになっているそうです。ぜひあなたもこのイベントを通じて、食の現状やフードロス削減を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか？
【「FOOD LOSS RESTAURANT HIROSHIMA supported by 広島ガス」概要】
●開催日：2023年10月1日 （日）11:00〜14:00（予定）
●会場：広島市環境局中工場 エコリアム（広島県広島市中区南吉島1丁目5-1）
●主催：フードロスレストランひろしまプロジェクト
●協力：広島市
●特別協賛：広島ガス株式会社
●協賛：株式会社フレスタ/株式会社リプロ/広島文教大学/広島県漁業協同組合連合会/三島食品株式会社/ZACO Project®
●WEB：foodlossrestaurant.com
●開催日：2023年10月1日 （日）11:00〜14:00（予定）
●会場：広島市環境局中工場 エコリアム（広島県広島市中区南吉島1丁目5-1）
●主催：フードロスレストランひろしまプロジェクト
●協力：広島市
●特別協賛：広島ガス株式会社
●協賛：株式会社フレスタ/株式会社リプロ/広島文教大学/広島県漁業協同組合連合会/三島食品株式会社/ZACO Project®
●WEB：foodlossrestaurant.com
