【海外発!Breaking News】女児の大きな瞳には秘密が! 失明の危機で「病気のサインを見逃さないで」と母親(英)<動画あり>
誰もが羨むような大きな青い瞳を持って生まれた女児に今年5月、深刻な病気が見つかった。生後11か月を迎えた女児は現在、右目の視力が5%しかないそうで、母親はメディアを通し「どうが、娘と同じ症状を見逃さないで!」と注意喚起した。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。
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英ノッティンガムシャー、マンスフィールドで昨年10月20日、ルイーズさん(Louise、34)とパートナーのコナー・バイスさん(Connor Bice、29)の間に、待望の娘アレトリアちゃん(Aretria)が誕生した。
アレトリアちゃんは家族や親戚の中で唯一、大きく青い瞳を持って生まれてきたそうで、両親は美しい娘の目を自慢に思ってきたという。
アレトリアちゃんの写真を見ると、大きな瞳はグレーがかった青色で、ルイーズさんは「毎日6、7回は、見知らぬ人から娘の目の美しさを褒められたの」と当時を振り返る。ところがアレトリアちゃんがちょうど生後7か月を迎えた5月20日のこと、ルイーズさんは娘の瞳が白く濁っていることに気付いた。
ルイーズさんは、当時のことをこう振り返る。
「その日、買い物に出かけて15分後に帰宅するとあの子の右目が白濁していたの。そして光に敏感に反応して泣き出して…。その時は『おもちゃが目に当たったに違いない』と思って、急いで地元の救急外来に連れていったわ。」
ところが、そこから別の病院を受診したアレトリアちゃんは、眼圧が高いことが判明したものの診断がつかず、3つ目の病院で初めて、非常に稀な「両眼性の先天性緑内障」であることが判明した。
先天性緑内障とは、生まれつき隅角と呼ばれる房水を排出する部位が未発達のため眼圧が上昇し、視神経が圧迫されてしまうもので、アレトリアちゃんの大きな瞳はこの病気が原因だった。また生まれた時から眼圧が高い状態が続いたことで、症状はかなり深刻だった。
こうして6月13日、アレトリアちゃんはバーミンガム小児病院で約4時間をかけ、眼圧を下げる手術を受けた。手術後1か月間は毎日、6回の目薬が欠かせず、1週間は目を覆うための眼帯をつける必要があり、つらい痛みとの闘いの日々が続いた。
しかし最初の手術後、眼圧は下がるどころか上昇してしまい、8月18日に2度目の手術を受け、現在結果を待っているところだという。ルイーズさんは「今の状態を見ていると、2度目の手術でも成果が出なかった可能性が高く、そうなると違った方法で3度目の手術が必要になるの。アレトリアにとっては苦痛でしかないけど、他に選択肢がない状態よ」と肩を落とす。
実はアレトリアちゃんが先天性緑内障と分かった時、両目はすでに視力が低下していたそうで、右目は現在、5%の視力しかないという。ルイーズさんは「なんとか視力を維持できている左目もそのうち悪化するのではないか」と不安が尽きないそうで、今の気持ちをこのように吐露した。
「まさかあの子の目に病気が潜んでいるなんて、思いもしなかった。娘は家族や友人だけでなく、医師や保健師からも『大きな瞳が可愛い』と言われていて、『目が変だから、検査したほうがいいよ』と警告してくれる人は誰もいなかったわ。でも大きくて美しい瞳は必ずしも良いこととは限らないということを知って欲しいの。そして病気のサインを見逃さないことね。だって私がもしこの病気のことを知っていたら、娘の片目がほぼ100%見えなくなることはなかったでしょうから。」
なお先天性緑内障は、高い眼圧で眼球が拡大するために、涙が多くなる、光を極端にまぶしがる、瞼が痙攣する、瞳(角膜)が白く濁る、瞳(角膜)が大きく見えるといった症状がみられるという。そしてこれを放置すると、視神経に障害が起きて失明に至ることがあるため、早期発見、治療が必要だ。
ちなみに2020年には、インドネシアのブトン島先住民のある部族が話題となった。同国に住むほとんどの人々が茶や黒の瞳を持つ中で、この部族は鮮やかな青い瞳を持つ者が多いという。
画像は『The Daily Star 2023年9月16日付「‘My baby was born with beautiful blue eyes - but there was a chilling reason’」(Image: Louise Claire Bice / SWNS)』『Daily Express 2023年9月17日付「My baby got daily compliments about her blue eyes - but they are a serious symptom」(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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英ノッティンガムシャー、マンスフィールドで昨年10月20日、ルイーズさん(Louise、34)とパートナーのコナー・バイスさん(Connor Bice、29)の間に、待望の娘アレトリアちゃん(Aretria)が誕生した。
アレトリアちゃんの写真を見ると、大きな瞳はグレーがかった青色で、ルイーズさんは「毎日6、7回は、見知らぬ人から娘の目の美しさを褒められたの」と当時を振り返る。ところがアレトリアちゃんがちょうど生後7か月を迎えた5月20日のこと、ルイーズさんは娘の瞳が白く濁っていることに気付いた。
ルイーズさんは、当時のことをこう振り返る。
「その日、買い物に出かけて15分後に帰宅するとあの子の右目が白濁していたの。そして光に敏感に反応して泣き出して…。その時は『おもちゃが目に当たったに違いない』と思って、急いで地元の救急外来に連れていったわ。」
ところが、そこから別の病院を受診したアレトリアちゃんは、眼圧が高いことが判明したものの診断がつかず、3つ目の病院で初めて、非常に稀な「両眼性の先天性緑内障」であることが判明した。
先天性緑内障とは、生まれつき隅角と呼ばれる房水を排出する部位が未発達のため眼圧が上昇し、視神経が圧迫されてしまうもので、アレトリアちゃんの大きな瞳はこの病気が原因だった。また生まれた時から眼圧が高い状態が続いたことで、症状はかなり深刻だった。
こうして6月13日、アレトリアちゃんはバーミンガム小児病院で約4時間をかけ、眼圧を下げる手術を受けた。手術後1か月間は毎日、6回の目薬が欠かせず、1週間は目を覆うための眼帯をつける必要があり、つらい痛みとの闘いの日々が続いた。
しかし最初の手術後、眼圧は下がるどころか上昇してしまい、8月18日に2度目の手術を受け、現在結果を待っているところだという。ルイーズさんは「今の状態を見ていると、2度目の手術でも成果が出なかった可能性が高く、そうなると違った方法で3度目の手術が必要になるの。アレトリアにとっては苦痛でしかないけど、他に選択肢がない状態よ」と肩を落とす。
実はアレトリアちゃんが先天性緑内障と分かった時、両目はすでに視力が低下していたそうで、右目は現在、5%の視力しかないという。ルイーズさんは「なんとか視力を維持できている左目もそのうち悪化するのではないか」と不安が尽きないそうで、今の気持ちをこのように吐露した。
「まさかあの子の目に病気が潜んでいるなんて、思いもしなかった。娘は家族や友人だけでなく、医師や保健師からも『大きな瞳が可愛い』と言われていて、『目が変だから、検査したほうがいいよ』と警告してくれる人は誰もいなかったわ。でも大きくて美しい瞳は必ずしも良いこととは限らないということを知って欲しいの。そして病気のサインを見逃さないことね。だって私がもしこの病気のことを知っていたら、娘の片目がほぼ100%見えなくなることはなかったでしょうから。」
なお先天性緑内障は、高い眼圧で眼球が拡大するために、涙が多くなる、光を極端にまぶしがる、瞼が痙攣する、瞳(角膜)が白く濁る、瞳(角膜)が大きく見えるといった症状がみられるという。そしてこれを放置すると、視神経に障害が起きて失明に至ることがあるため、早期発見、治療が必要だ。
ちなみに2020年には、インドネシアのブトン島先住民のある部族が話題となった。同国に住むほとんどの人々が茶や黒の瞳を持つ中で、この部族は鮮やかな青い瞳を持つ者が多いという。
画像は『The Daily Star 2023年9月16日付「‘My baby was born with beautiful blue eyes - but there was a chilling reason’」(Image: Louise Claire Bice / SWNS)』『Daily Express 2023年9月17日付「My baby got daily compliments about her blue eyes - but they are a serious symptom」(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)