「ナスカワは常識を覆そうとしている」ボクシング2戦目目前の“神童”那須川天心に米国メディアも熱視線!

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18日にグスタボとの対戦を迎える那須川。プロ2戦目ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか(C)CoCoKARAnext

 目前となったプロボクシング2戦目への期待は高まる一方だ。

 キックボクシングで42戦全勝という実績を残し、今年4月のボクシングデビュー戦で勝利を飾った那須川天心(帝拳)が、9月18日に東京・有明アリーナでルイス・グスマン(メキシコ)と対戦する。スーパーバンタム級8回戦として行われるこの一戦、試合順が興行のセミファイナルに組み込まれたことも発表されており、デビュー戦以上の注目を集めている。

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 ボクシング転向初戦となった4月の与那覇勇気戦では、有効なパンチを受けることなく常に優位に試合を進め3-0の判定で勝利、スキルの高さをみせるデビュー戦となった。キックボクシング時代からの圧倒的なスター性は現在も変わることなく、人気、注目度の高さは今回の試合順を見ても明らかだ。

 試合が近づくにつれ、海外メディアも那須川の存在に高い関心を寄せており、米国スポーツサイト『The Sporting News』では現地時間9月13日(日本時間14日)、『Who is Tenshin Nasukawa? (那須川天心とは?)』と銘打ったトピックを配信。これまでのキャリアなどを紹介する内容となっている。

 その中で同メディアは「複数の格闘技をマスターする選手は珍しい。一方は得意でも、もう一方ではそうではないケースがほとんどだ。しかし、テンシン・ナスカワはその常識を覆そうとしている」と綴っている。

 また、「25歳のナスカワは、ボクシングのエキシビションで偉大なフロイド・メイウェザーに敗れたことで知られているかもしれないが、それ以上の存在だ。キックボクサーの経歴を持つ”神童”は今、ボクシングのリングに移り、9月18日に有明アリーナでルイス・グスマンと対戦する」として、代名詞ともいえるニックネームを交えながら次戦への期待の高さを強調した。

 さらに、5歳の頃より空手を習い始めたという幼少時のエピソードなどを伝えている中で、「父親が規律を守らせる目的だったことの一方で、ナスカワ自身は格闘技が自分の天職だと信じていた」と記しており、日本で隆盛を誇ったK-1や総合格闘技などにも影響を受けたとして「あの大きな舞台に参加したいと思った。特に誰かに影響を受けたわけではなく、舞台に惹かれた」との本人のコメントも紹介している。

 加えて同メディアは「プロ2戦目に挑むナスカワは、新たな競技となるボクシングでも力を発揮できることを証明する準備ができている」として、今後への見込みを示した。

 トピックでは他にも、キックボクシングでのキャリアや「2016年から2017年にかけて、彼はMMAで4勝0敗だった」と総合格闘技での実績も伝えている。

 海外からも熱視線が注がれている、那須川天心。すでに眩い光に照らされているプロボクサーとしての道のりでも、観客を魅了し、そして納得させる確かな強さをみせてくれるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]