シシーニョの代役を見つけるべきか否かを巡って、レアル・マドリーのカペッロ監督とミヤトビッチスポーツ・ディレクター(SD)との間で意見の食い違いが見られるとスペイン紙‘SPORT’が報じている。

右膝前十字靭帯断裂によるシシーニョの長期戦線離脱で、右SBの補強が必要と考えるカペッロ監督は、ミヤトビッチSDとも話し合いを行い、移籍市場を分析中だと明かしている。もちろん誰でもいいというわけではない。

「右SBを任せられる高いレベルを持った何人かの選手について検討している。今のところ、新たな選手を獲得するのは難しい状況だ。それに、レアル・マドリーに相応しくない選手に大金を費やすつもりはない」。

シシーニョは少なくとも6ヶ月の戦線離脱、そしてミチェル・サルガドも右膝に再び違和感を訴えており、右SBを務める選手が不在という状況の中、火曜日(26日)のチャンピオンズリーグ、対ディナモ・キエフ戦に挑むことになるカペッロ監督。ディナモ・キエフ戦ではセルヒオ・ラモスかメヒーアを右SBで起用する可能性があることを示唆している。

一方、新しい選手の獲得の必要性を説くカペッロ監督に対し、ミヤトビッチSDの考えは違うようだ。「誰とも契約はしない」とコメントしていることから両者の間で意見の食い違いが生じている。カペッロ監督、ミヤトビッチSD、果たしてどちらの意見が通るのか? それはレアル・マドリーで最も影響力があるのは誰かを占うことにもなりそうだ。