2022年11月にカタールで開催された2022 FIFAワールドカップで、ついにアルゼンチン代表として優勝を果たしたリオネル・メッシ選手は、2023年のオフシーズンにアメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に所属するインテル・マイアミに移籍しました。サッカーのトップリーグはヨーロッパに集中しているため、かつては「サッカー不毛の地」とも呼ばれたアメリカへ移籍したメッシ選手には、世界中から注目が集まっています。そんな中、メッシ選手がアメリカでの生活を安全に送れるようにとつけているボディガードが、とてつもない金額で雇われているとスペインの日刊スポーツ新聞であるASが報じました。

How much does Lionel Messi’s Inter Miami bodyguard earn? - AS USA

https://en.as.com/soccer/how-much-does-lionel-messis-inter-miami-bodyguard-earn-n/



ヨーロッパで数々のクラブタイトルと個人タイトルを獲得し、歴代最高のサッカー選手と呼ばれることも少なくないリオネル・メッシ選手は、2022 FIFAワールドカップでついにワールドカップでの優勝も果たしました。そんなメッシ選手がインテル・マイアミに移籍したことで、アメリカではメッシ選手の出場する試合のチケットが従来の10倍以上に高騰するなど、かつてないサッカー人気が巻き起こっています。

メッシ選手の出場するインテル・マイアミの試合には、バスケットボール界のレジェンドであるレブロン・ジェームズや、女子プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズ、セレブのキム・カーダシアン、イギリス王室から離脱したヘンリー王子、女優のセレーナ・ゴメスなど数々の著名人が観戦に訪れています。









そんな熱狂するアメリカのサッカーファンからメッシ選手を守るために雇われたボディガードが、元アメリカ軍兵のヤシン・チューコ氏です。チューコ氏はイラクとアフガニスタンへの従軍経験があるという人物で、総合格闘技のほかに、テコンドーやボクシングにも精通しているというスペシャリストです。

チューコ氏はカメラマンが撮影する試合中・試合後の選手写真や、試合の中継にも度々映り込んでおり、インターネット上でも話題となっています。

試合中、コーナーキックを蹴るためにコーナーアークへと歩み寄ってくるメッシ選手をピッタリマークするチューコ氏。





ピッチサイドからメッシ選手を警護するチューコ氏。まるでインテル・マイアミの監督かのよう。





ピッチから立ち去るメッシ選手と、スッと近づいてくる関係者の間にすぐさま体を入れるチューコ氏。





試合中、ピッチにメッシ選手のファンが乱入した際には猛然と駆け寄りすぐに乱入者を確保。ASによると、チューコ氏が駆け寄る際の最高速度は時速60マイル(約97km)だそうです。





別アングルから。審判やチームスタッフ、セキュリティ以外の関係者がピッチに入ってくるのはほとんどと言っていいほど見たことがありません。





確保の瞬間。





ピッチに入場する際も入念に周囲をチェック。





もちろんピッチ外でもメッシ選手のボディーガードをこなしています。





さらにはメッシ選手がプライベートで訪れる予定のレストランの周囲を事前にチェックしていたという指摘もあります。





インテル・マイアミの公式Xアカウントが投稿する選手写真でも、チューコ氏が写り込んでいるものを簡単に見つけることができました。(4枚目のメッシ選手の右隣り)





なお、報道によるとチューコ氏はメッシ選手のボディガードとして年間350万ドル(約5億1600万円)の給料を受け取っているとのこと。また、メッシ選手のボディガードにあたっているのはチューコ氏ですが、警備は50人から成るチームで行われているそうです。