俳優や画家としての活動にくわえ、ストイックなまでのヨガ実践家でもある片岡鶴太郎(68)が8月7日、『日刊ゲンダイDIGITAL』のインタビューに登場。

「死ぬまでにやりたいこれだけのこと」というテーマで、12年間続けてきたヨガへの傾倒ぶりや、自身の生活サイクルを公表。その独特すぎるライフスタイルに、ネット上では、驚きの声があがっている。

「120歳まで生きる腹づもりで、初めて100歳まで生きられる」と語る片岡は、長生きするための生活サイクルを徹底しているとして、

《今日は夜の10時に起きました。朝じゃなくて夜です。だから、寝るのは仕事を終えた夕方すぐです。

 起きて雑用をやってから、ヨガをたっぷり3時間は行います。季節によってはヨガの最中に夜が明けてきます》

 と、取材を受けた日の起床は「夜の10時」だったと告白。さらに、

《夜明けに朝食。自分で作りますが、脂っこいものは作りません。メニューは煮物とか酢の物など和食がほとんど。あとは季節の果物。

 食事はこの時の1回きりですから、たっぷり食べます。そして今日は8時50分に自宅を出て、仕事に向かいました》

 と、食事は朝食時の「1回きり」であることを明かしている。

 しかし、夜の10時に起きて、夜明けに朝食と聞いても、いまいち時間の感覚がピンと来ない人も多いだろう。そこで、片岡の過去の発言をさかのぼってみたい。

 片岡は2017年8月18日に放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際、自身が取得したヨガインストラクター資格についてふれ、「うがい、呼吸、ナウリ(内臓浄化)を毎日、4時間かける。5年間、休んだことがない」と明かし、実際にヨガを出演者の前で披露している。

 また2016年には、雑誌のインタビューで、ヨガの呼吸法、瞑想、内臓運動だけでなく、食材や食事時間にも気を遣い「果物と野菜、ナッツ、豆類だけの菜食。それを2時間かけてゆっくり味わう」とし、生活のすべてを徹底している様子を紹介している。これらを知ると、夜明けに朝食となるのも、なんとなく理解できるだろう。

 さらに、その記事で片岡が「125歳まで生きるのも夢ではない」と結んでいたことを受け、本誌は当時、所属事務所に片岡の真意を尋ねている。すると、片岡は本誌に次のような回答を寄せた。

「医学的、科学的に人間は120歳まで生きられると聞いた。だったら自分はそれを越えてみようと。ヨガの呼吸法や野菜料理で身体を浄化させ、免疫力をアップさせることができるので、125歳まで現役で生きられるよう、自分自身の体で人体実験中です」

 ヨガに開眼して以来、片岡の考えはまったくブレていないようだ。しかし、冒頭の記事で明かされた極端すぎる生活ぶりには、ネット上で、

《数年前からの鶴ちゃんの驚異の生活が気になってますが、見た目も健康そうなのでやはりヨガは身体的に良いんでしょうね》

 と、片岡を支持する声だけでなく

《今の鶴太郎さんもいいけど、ただ、あまりの変わり身にどうしちゃったんだろう?とは、いつも思ってしまう》

《68にしては見かけの老け過ぎが気になります。肌に艶も張りも見受けられないので、厳格なヴィーガンではないにせよ、それに近い食内容なのでしょうね》

《何かの宗教なのかな?修行レベルの生活だよね》

 など、逆に片岡を心配する声も複数あがっている。

 片岡といえば、過去には33歳でボクシングのプロライセンスを取得、40歳を前に始めた画業では、何度も個展を開催している。2015年には、書の芥川賞と言われる「第10回手島右卿賞」を受賞するなど、一度ハマると、すべて極めるレベルまでいってしまう性格だ。それを思えば、56歳にして出会ったヨガへの傾倒ぶりも納得といったところか。