ブラジルのメディアでは、ブラジルの新星、ポルト所属のアンデルソン・ルイス・ジ・アブレウ・オリベイラ(18)が遅かれ早かれバルセロナでプレーすることは間違いないと報じられているようだ。スペイン紙‘Mundo Deportivo’も紙面トップで大々的にこれをとりあげている。

ロナウジーニョと同じグレミオユース出身のアンデルソンは、2005年6月に3年契約でポルトに移籍。神業的なドリブル、トリッキーなパスなどそのテクニックは、ロナウジーニョと比較されることも多く、母国ブラジルでは‘ロナウジーニョ2世’とも呼ばれている逸材だ。2005年のU-17世界選手権では優勝こそメキシコに奪われたものの、ブラジルを準優勝に導く活躍を見せ、自身は最優秀選手賞を受賞している。

バルセロナは数ヶ月前からアンデルソンをウォッチし続けており、テクニカル・ディレクターであるチキ・ベギリスタインもアンデルソンに彼に関心を持っている事実を認めている。しかし、ポルトの会長には今のところアンデルソンを移籍市場に出すつもりはないようで、「彼は売らない。オファーについては聞くつもりも話すつもりもない」と明言していることから、獲得も一筋縄ではいかないと予測される。

さらに、アンデルソンにはチェルシーも関心を示していると言われており、チェルシーが獲得に動く場合、バルセロナを上回るオファー額を提示することは間違いない。いずれにしても‘ロナウジーニョ2世’を巡って争奪戦が繰り広げられることは間違いないだろう。