レアル・マドリーのデイビッド・ベッカムは、現在、自身のフットボーツキャリアでも厳しい状況に置かれている。まず、チャンピオンズリーグ、オリンピック・リヨン戦での完敗の原因の1人とされ、前節のレアル・ソシエダ戦ではスタメン落ちとカペッロ監督の信頼を失った感があり、今シーズンはベンチを温める機会も増えそうな気配が濃厚な状況となっている。さらに、ワールドカップ終了以降、イングランド代表にも招集されておらず、同国代表のスティーブ・マクラーレン監督も8年に渡ってキャプテンを務めてきたベッカムを代表から遠ざけている。

マクラーレン監督から代表メンバー落ちを聞かされたベッカムはひどくショックを受け、ハリウッドスターのトム・クルーズに助けを求めたと英紙‘Daily Mirror’が伝えている。同紙によると、ベッカムはトム・クルーズを何度かベルナベウのパルコ(貴賓席)に招待しているほどの間柄であり、連絡を受けたトム・クルーズは、ベッカムを励まし、気持ちを強く持ち、モチベーションを高く持つことが大切、とアドバイスしたようだ。

ここ数日にはレアル・マドリーとの契約延長の話し合いも行われたとされるベッカムだが、彼の置かれている状況は厳しい。トム・クルーズのアドバイスを受け止め、カペッロ監督の信頼を再び掴むことができるのか?ベッカムの奮起にかかっている。